「私ってツイてる!!ラッキー♪」とか「あの人ツキがないよね~」などといった表現を耳にしたり、自分が使ったりすることはないですか?実はツキについてこれらの使い方は正しくありません。ではどういうことかまとめてみましたのでご紹介します。
この世にツキなど存在しないってホント!?
みなさんがふだんこれが「ツキ」と思っているものっていったいなんでしょう。はっきりと「これがツキ」と説明することってなかなかむずかしいですよね。説明しようにも、「人に正解や成功を導くなにか得体のないもの」というような、なにかふわっとした回答しかできないからです。
人によっては「ツキ」という表現が何かスピリチュアルで守護霊的な存在、または超能力のようなものを連想させるようです。たぶん科学的にも証明することって難しいですよね。
なにをやってもうまくいかないダメな人ってまわりにいませんか?
そういう人ってたいてい見た目からしても、ああダメな感じってのがオーラみたく出ているものです。
ですが見た目やそういう感覚って、実はツキが有る無しとまったく関係ないんです。つまりツキがないから見た目にもなんだかイケてない。ではないということなんです。
じゃあどういうことなんでしょうか?
よく物事が自分の思うようにいかず「自分にはツキがない」とか「自分はほんとツイてない」なんて感じて悩んでいる人がいます。
正確に言うと、うまくいかないのはツキがなかったからではなくて「ただ知らなかった」というだけなのです。
要はうまくいくために必要な情報であったり準備、つまり「うまくいくための仕掛け」というものをしていなかったから、というのが正しいのです。ただの準備不足というだけのことなのです。
分かりやすい例でいうと「受験」ですよね。たとえば高校や大学、またはなにか資格を得るための試験を受けるとして、合格するために必死で勉強や努力をした人と、受かるために必死でお祈りばかりしていた人とではどちらが合格する確率が高いでしょう?
言うまでもなく前者ですよね。この場合は情報というか学力をつけるための準備がなされていたから合格するわけで、同じ必死さでも方向が違うと結果に結びつきにくいのです。
もし仮に後者の人が受験に合格したとしても、それはツキや何らかの力が作用したのではありません。
合格する条件が揃っていたというだけのことです。
もしもうまくいくための正しい情報を知っていてそのための正しい仕掛けをしていれば成功するのですから、そこに「ツキ」など存在しないのです。
ほかにも、下に並べた結果の違うこの両者のちがいって何だかわかりますか?
結婚できる人、できない人。
出世できる人、できない人。
金持ちになれる人、なれない人。
幸せになれる人、なれない人。
世の中にはすべて自分の願ったとおりになる人がいれば、いつまでたっても何度やっても手にできない人もいます。不公平ですよね。だから人は古来より困った時の神頼みという表現もあるように、神様仏様に必死におねがいしたり、成就するまで我慢だ!みたいな願掛けをするのです。
先ほども言ったとおり残念ながらこれらの、できる・できないの両者の差ってそんな手段からもたらされた「ツキ」とか「神の力」のせいではないのです。
答えはその人が願った結果になるための仕掛けを、知っていたか知らなかったか。それだけです。
「ツキ」を呼ぶ仕掛けとは?
この世の中はこの2つの種類の人たち、「知っている人」と「知らなかった人」で構成されているのです。
では、投資のために株を買うとしましょう。あなたはデイトレーダーでも占い師でもありません。確実とは言わないまでも出資金以上のリターンを得るためにはどうするでしょうか?
神社仏閣をひたすらまわって神頼みするでしょうか?よく当たるという噂の金運グッズを買いあさるでしょうか?
きっとそんなことしませんよね。買おうとする株の会社の業績やあらゆる情報をとりませんか?証券会社など専門家の意見を学びませんでしょうか?
例外なく、株など金融商品で成功する人たちは、合法的に(なかには違法すれすれのやりかたもありますが)より貴重な情報を得ることに重点を置きます。つまりリスクとリターンを緻密に計算し、確実に儲かるだろうという案件にしか手を出しません。つまり儲かることを知っていたから買ったのです。そして当然のごとく高確率で儲かるのです。
これはこの人たちの持つ「ツキ」のなせる業でしょうか? ちがいますよね。
ツキでもなんでもなくただ知っていたから結果が伴ったということなんです。ギャンブルではなく裏付けとなるデータ(情報)を基に、確信を持って買っただけなのです。
よく言われる、この世の中いかに情報に強いかどうかだと言われる所以です。
逆に、買った株が暴落して大損したという人は、「ツキ」がなかったのではなくて、その株を買うべきかどうかの判断を誤った、もしくは別の意図があっただけなんです。
また、最近は少子晩婚化が社会問題になり社会情勢なども関係してか、なかなか結婚できない独身者も多いと聞きます。
そういった外的要因はひとまず置いといて、結婚できる人とできない人のちがいってなんだと思いますか?
もうわかりますよね? 答えは前にも言ったとおり、情報の有無です。
運命のキューピッドがある日、最高のパートナーと出会わせてくれたり・・・。夢を見るのは自由ですが、「ツキ」ってあるかどうかが関係するでしょうか?
最近理想のパートナーを求めてお見合い紹介所や婚活イベントが盛況のようです。SNSでもマッチングサイトアプリなどが人気のようで、リアルにしろメディアにしろ指南役がついて、より理想に近づけやすくはなっているようです。
恋愛結婚を望む方は相手の収入や学歴、性格や容姿は気になるところですが、(特に女性に多い気がしますが)相手にとても高いハードルの条件を求めその条件にしばられている人が見ていてとにかく婚期に恵まれていないような気がします。
情報が大事とは言ってますが、たしかにこれらの希望条件もある意味情報といえば情報ではあるのですが、要は良い出会いと恋愛がどうしたらできるかというプロセスの情報のほうを知っているか知らないのかのほうが結果の大きな分かれ目なんです。
「そんなこと百も承知、分かってたら誰も苦労しない。」と気を悪くされる方もいるでしょう。
でも本当に分かってるのでしょうか?
「運命の相手との出会い」や「ハクバの王子サマ」といったラブロマンスに恋焦がれるのを反対する気はないのですが、結局そういうことも、こういう相手とこういう出会いをしてこういう恋愛をしてなんたらかんたら・・・。といった妄想シミュレーションが土台にあって、無意識にその情報をもとに理にかなった行動や言動をしているものなのです。その結果、理想のパートナーと出会い結ばれているものなのです。
まとめ
この世にツキなど存在しない理由と、情報が命でそのための仕掛けが重要ということをしつこく並べてきましたが、読まれていかがだったでしょうか?もちろん賛否両論あるかと思います。「いやいや、でも私は「ツキ」を信じたい!」と思われる方はご自由にですが、統計的にビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグのような成功する人の条件というのは、きちんと正しい情報を誰よりも早くそして多く持っていて、なおかつ成功するきっかけやタイミングがはっきり見えているということなのです。「ツキ」を持っていたから成功したのではなくて、「ツキ」だと思い込んでいるものがただ「見えていた」から成功したのです。だから「ツキ」には仕掛けがあると言えるのです。信じるか信じないかはあなた次第(笑)