下流老人か上流老人 あなたがなるのはどっち?

近年、高齢者の間でも格差社会が進み社会問題になるほど深刻なようです。数年前からさまざまな関連書籍が出版され、トレンドワードとしても注目される「下流老人」という言葉をみなさんご存知でしょうか?

寿命120年時代も現実味を帯びてきたそう遠くない将来に、老後をわずかな年金と蓄えで暮らしていくにはとても心細くて、ほんとに晩年を生きていけるのかとても不安が募ります。「今はまだまだ老後なんて先のこと過ぎて・・・」と思ってるそこのあなた!今から考えてなくて本当に大丈夫ですか?備えあれば憂いなし、今回はこの話題をまとめてみます。

多くの日本国民の年収が200万円以下になる時代がくる!?

先日友人と老人介護の話題で話していたとき、あるキーワードが出てきて気になり早速調べてみました。そのキーワードというのが、「下流老人」という言葉。友人の会話の中で何度か出てきて、あらためて彼に意味を聞いてみると、生活保護を受けざるを得ないほど生活が追い込まれた高齢者のことを「下流老人」と呼ぶのだとのこと。

友人曰く「下流老人」はどこかの貧困国の話ではなくこの国だとも。さらにその数は年々増え続けていて、今や800万人にのぼるとも言われ、決して他人事じゃないことなのだとも。

政府の構造改革の産物というか格差社会を世に浮き彫りにしたこの「下流老人」なるワード。若い世代では離婚率が右肩上がりに増えて、若い母子家庭が生活に困り生活保護を受けるなどはよく聞く話ですが、年配者にも及んでいるとはなんとも世知辛い。

折しも近づいてくる2025年問題もカウントダウンの様相ですし、オリンピックムードが落ち着けばいよいよ景気も・・・。暗雲が垂れこんできています。政府の課題はもう待ったなしなのです。

先ほどの彼いわく「今や国内の中小企業に勤める多くの会社員年収が300万円の時代と言われているけど、もしもこのまま景気も上向かないで定年まで会社員として勤めあげたとしても、その先はちょっとしんどいよね。昇給やボーナスが期待できそうにないんじゃ貯金なんて到底無理だよね。となれば国民の大半が下流老人にまっしぐらということは誰が見ても明白だよ。」と。果たして「下流老人」を防ぐ方法はあるのでしょうか。

「下流老人」と「上流老人」の違い

さきほどの友人の話のとおり「下流老人」の定義としては「貯蓄が500万円以下、もしくは借金を抱えた生活保護を受けざるを得ないほど生活が追い込まれた高齢者」とされてます。 対してごくごく一部のようですが、この国には「下流老人」ではなく「中流老人」もしくは「上流老人」と呼ばれる、貯蓄高が500万円以上、さらには資本投資などで収入を増やし続けているような「上流老人」なるシニアたちもいらっしゃるようです。いわゆる『富裕層』ですね。
この「上流老人」の定義としては金融資産が2,000万円以上お持ちの世帯のことです。その上には『超・富裕層』と呼ばれる億を超える資産をお持ちの方々もごく少数いらっしゃいます。

情報を読み取る感度とフットワークがカギ!

考え方は様々ですが結論から言うと、これからの時代は時流を誰よりも素早く読み、先手を打って価値のある情報を手に入れ、お金を生み続ける仕組みを構築する「情報強者」たちだけが生き残れるシビアな時代です。IT化から技術革新でAIの導入によるローコストの労働力確保が進み、仕事を得て労働対価を得るにも競争の時代になりそうです。
お金を生み続ける仕組みを構築していれば家計収入という点においての不安はありません。

対して、戦後より日本の教育制度で培われ、盲信的にすでに風化してしまっている旧態依然の終身雇用年功序列システムを頑なに信じ、言葉が悪いですが国や会社にすがりついて人生をゆだねている「情報弱者」。
両者の差は歴然ですね。

国が国民を見捨てはしない!?

確かに国民扶助である社会保障、個人事業主なら国民年金、企業従事者なら厚生年金がありますが、皆さんご存知の通りこれは人が最低限の社会生活が営める金額の保障ですので、病気や事故など不測の事態への対処は想定されてませんし、ましてや人生を充実させるための趣味や嗜好品費用など入っているはずもありません。

老後の楽しみは・・・。
となると必然的に何かほかに収入源や資産を作らなければなりませんよね。

下流老人にならないための備えとは

では下流老人にならないためにいったいどんな手段があるのでしょうか。

以下に書いた手段は絶対ではありません。あくまで現時点での打てる手立てですので、時代とともに状況は変化していくことが前提です。

1.社会保険に加入

若い世代の年金保険料の未納が問題になっていますが、しっかり払って年金をもらえる資格は確保しましょう!とりあえず金額はともかく「生涯もらえるお金」がひとつあることで、気持ちにゆとりが出来るのではないでしょうか。個人事業主のかたは余裕があればプラスに国民年金基金や確定拠出年金、小規模企業共済などに別途加入し、老後に受け取れる年金額を少しでも増やすのが方法でしょう。もし今払いたくても払えないどうしようもない事情があるなら免除や猶予の制度もあるため確認することも大切です。

2.マイホームを買う

なかなか大きな決断がいりますが、可能なら購入をお勧めします。できるだけ若いうちに持つことも考え方の一つです。賃貸住まいと比べ将来資産として残る場合もありますし、お金がなくてもとりあえず住むところには困らないというのもひとつの安心材料となります。また、持ち家があるということは、実は社会的評価にもつながるというメリットもあります

3.老後も働く

食生活向上や医療技術革新で人生120年も夢ではなくなってきた時代です。一般企業の定年は現在65歳ですが、そこから有に半世紀以上はあるのです。
年金受給資格年齢もますます引き上げられるでしょう!セカンドライフを充実させるためには収入を継続的に得るために働くことです。年老いても社会との接点があれば心身ともに健康でいられると実証されています。
健康な身体でいることもお金と同様に重要です。

4.副収入源を作っておく

資産形成と言えば、株や投資信託などの金融商品、家賃収入などの不動産投資、ほかにもさまざまな副収入を作る手段はあります。
もちろん元手(原資)は必要ですが、可能なら出来ることから始めてみるのも手です。知識として勉強しておくこともいざという時のためのリスクヘッジとなります。

5.お金のかからない生活スタイルを作る

収支のバランスが崩れていると貯まるものもたまりませんから収入に見合った生活を心掛けることです。
極端ではありますが、たとえば都会暮らしに飽きた人などが田舎で自給自足をしながら生活をするという手もあります。都会は何かとお金がかかりますもんね。

まとめ

考え方はいろいろあるかと思います。少し不安をあおる文章もあったことご容赦ください。将来への不安で足がすくんでしまうかもしれませんが、一歩ずつでも今やれることをやっていきましょう!それぞれ自分のライフスタイルや志向に応じて計画的に手段を選ぶ。そうすることで老後への準備が少しづつ形になっていくと思います。少しでもみなさんの幸せな老後へのヒントになれば幸いです。