Netflixのオリジナルシリーズで今年大ヒットの韓国ドラマ『梨泰院(イテウォン)クラス』。
大都市ソウルのなかでも国際色豊かな街・梨泰院を舞台に、小さな飲み屋を開店した前科者の主人公が、仲間たちと成功を掴むために奮闘していく姿を描いた作品です。
今回は同作にハマった私が、ハマったポイントやあらすじ(少しネタバレ)、数々の名言と共に、『梨泰院(イテウォン)クラス』の魅力をまだ観たことがない方にご紹介します!
【パク・ソジュン】おすすめドラマ 人気ランキング厳選5作!これは観たほうがいい♪
『梨泰院(イテウォン)クラス』どんなドラマ?
この作品のストーリーは、まっすぐで正義感の強い主人公パク・セロイ(パク・ソジュン)が、さまざまな困難にあいながら強大な敵にビジネスで復讐していくサクセスストーリー。
Netflixランキングではここ数カ月、常に上位にランクインしている人気作品です。
原作は韓国のWEBアニメで、リアルな世界観と壮大でドラマチックな復讐劇に、老若男女問わず虜になっているファンが多いようです。
実写化にはとかく厳しい原作ファンの評価も高く、世界観をうまく表現していた役者たちの迫真の演技に納得の様子で、原作ファンの期待にも十分応えた内容のようです。
とりわけ主演のパク・ソジュンが、出演する作品は度々話題となり、今や視聴率No.1俳優との呼び声も高いのです。
そんなパク・ソジュンを筆頭に、脇を固める豪華な顔ぶれ。演技派俳優や、若手女優たちの出演も作品の見どころのひとつとなっています。
また劇中挿入歌は世界的グループ、BTS(防弾少年団)のVが書き下ろした挿入歌『Sweet Night』が使われています。
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『梨泰院クラス』人気のヒミツ
ハマるからには理由がある。今日本でもブームになっているあのドラマとの共通点。
ポイント①:セロイの「人生哲学」
セロイは実直でまじめを絵に描いたような人。自分の信念を貫き、信じたいと思った人をとことん信じる、まぶしいくらいまっすぐな性格をしています。
それは数々のセリフ(名言)にも表れています。
仲間想いの一面もあり、なにがあっても従業員を守る姿勢もまさに有言実行。
「ビジネスにおいてもっとも大切なのは “人” 」と公言。
名言①:「俺の価値をお前が決めるな。俺の人生はこれからだ。必ず成功してやる!」
ひき逃げ事故で父親を亡くしたセロイは、犯人がライバルのグンウォンだったと知り、彼を殴って逮捕され刑務所に収監されていしまいます。
そして服役中、チャン会長の自叙伝を読んでいるセロイに、同房のスングォンが「本なんか読んでも無意味だ」と絡んできます。
貧乏人で前科者という自分の人生に絶望し諦めているスングォンに、セロイが放った言葉。
「自分の価値を自分で下げて安売りするマヌケ野郎!」
「俺はやれることはなんでもやる。俺の価値をお前が決めるな。俺の人生はこれからだ!必ず成功してやる!」
と叫ぶシーンがあります。
やがて刑務所を出所した二人は7年後に梨泰院で再会しますが、いまだチンピラとして日陰の生活をしている自分を振り返ったスングォンは過去を清算。
仲間として一緒に歩き出すことになるのです。
名言②:「罰は受ける。でも正しいことをしたと信じているから謝らない。それが僕の信念で、父の教えだ」
高校3年の転校初日、クラスメイトに暴力を振るうチャンガ御曹司グンウォンに、正義の鉄拳を食らわしたセロイ。
しかし学校はチャンガグループの息がかかった教師陣ばかりだったため、逆にセロイは退学の危機に。
グンウォンの父であるチャン会長は、「息子に土下座すれば退学を取り消す」と、セロイに謝罪を迫るのです。
そこでセロイが放った一言、
「父からは、過ちを犯したら罰を受けるべきだと教わった。人は信念を持って生きろとも言われた。罰は受けます。でも正しいことをしたと信じているから謝らない。それが僕の信念で、父の教えです。」
と、謝罪を拒否。
結局、セロイは退学する羽目に。さらにチャンガグループに勤めていた父も退職させられてしまいます。
セロイとチャン会長が初めて対面し、確執が生まれた1話の重要な名シーン!
名言③:「真の強さとは人から生まれる。みんなの信頼が俺を強くしてくれる。俺はもっと強くなる」
「セロイは強い」と、父である自分ではなくセロイのそばにいることを息子が選んだことが気に入らないチャン会長は、タンバムの入居しているビルごと買収し己の強さを見せつけようとします。
金こそ力と言わんばかりに、それが『強さ』だとセロイに許しを請うよう土下座を要求するのです。
しかしセロイが放った一言、
「あなたは俺から何ひとつ奪っていない。真の強さとは人から生まれる。みんなの信頼が俺を強くしてくれる。俺はもっと強くなる」
この世で最も価値があるものは、店でもお金でもプライドでもなく、人だということ。
名言④:「フリーダム イズ ノット フリー。自由はただではない。」
不当なものに振り回されず自由に生きるためには、日々惜しまず思考し、努力しなければならない。
業界トップを目指すのなら競合と差別化できる強みを磨く必要があるし、自分の発言に重みを持たせるには自分のスキルや信頼を積まなければならない。
何もせずに、自由は得られない。
ポイント②:魅力的な登場人物(キャスト)たち
主人公だけでなく、脇役も含めキャストがそれぞれ個性があって魅力的です。
主人公を取り合う2人のヒロイン、イソとスアしかり、個性豊かな「タンバム」の従業員たちしかり、主人公と敵対する悪役でさえも、個性的で気になるキャラクターばかり出てきます。
たとえば、セロイの右腕として「タンバム」を切り盛りする、IQ162の天才ながらソシオパス(反社会性パーソナリティ障害)のチョ・イソ。
「タンバム」の従業員には、社会的マイノリティが集まっていて、元ヤクザやトランスジェンダーがいたり、現代の社会問題(人種や障がい者差別など)にも切り込む構成がされていて、問題と対面しながらも自分らしく生きる姿が描かれている。
ポイント③:敵対する相手から執拗な嫌がらせ
主人公セロイの復讐相手であるライバル会社の会長は、自分に歯向かう敵には容赦がありません。ビジネスのモットーは「弱肉強食」。
因縁の敵、セロイにも容赦なく「タンバム」が入居しているビルを買収し出ていくように仕掛けたり、大きな投資話を振ってだましたりと、いろんな手を使い商売の邪魔をして潰そうとします。
ポイント④:複雑に絡み合うラブ相関図
もちろんラブロマンス要素もしっかりあり、主人公と誰が結ばれるのかが一番の焦点になります。
イソはセロイを愛しているけれど、セロイは学生時代から初恋の人、スアにずっと思いを寄せています。
スアもセロイが好きなのですが、様々な事情でなかなか進展しません。そんなスアに恋心を抱いているのは会長の息子で、セロイとは因縁のライバル。
また、イソに恋しているのは、セロイを兄のように慕う「タンバム」従業員のグンス。
グンスは、実は「会長の愛人の息子」でもあります。
ポイント⑤:勧善懲悪!?ラストは「倍返し?」な復讐劇
執拗な嫌がらせにも屈することなく何度でも立ち上がるセロイですが、窮地に立たされ「もうダメかも」と思わされるシーンも度々あり、一筋縄にはいかない毎日でしたが、長い歳月をかけ辛抱強く復讐し、のし上がっていく姿はまるであのドラマと一緒です。
そう!一部では “韓国版『半沢直樹』” とも言われているらしいですが、悪に立ち向かう主人公たちを描く内容はまさに納得。最終回に起こる復讐シーンは、視聴者も大満足♪
一般的に韓国ドラマって冬ソナブームから割と女性中心の流行だったように感じますが、この『梨泰院クラス』をはじめ、最近の傾向として性別世代年代関係なくみなさんハマっているように感じます。
『梨泰院クラス』でみてみれば、舞台は飲食業界ですがビジネスや復讐だけに偏らず、しっかりラブやヒューマン要素も盛り込み、さまざまな盛り上がり要素が詰まっていると言えます。
ストーリーはもちろん、トレンディ要素となる梨泰院のおしゃれな雰囲気やおいしそうな料理なども見どころにあるので、見やすさもありますね♪
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【パク・ソジュン】おすすめドラマ 人気ランキング厳選5作!これは観たほうがいい♪
まとめ
復讐劇というとネガティブな印象を受けますが、目標を達成するための前向きなきっかけという意味で、目的があることの重要性と揺るがぬ正義の素晴らしさを視聴者にメッセージとして教えてくれる素晴らしい作品『梨泰院クラス』。
大人気になる理由も分かる気がします。観ていて勇気が湧いてきますし、元気が出る作品です。
ちなみに!特徴的なイガグリ頭が代名詞となった主人公セロイですが、このヘアスタイルもトレンドになっているようですね~ 自分はできないけど・・・
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