【キングダム】李牧は死亡するのか!?最後はどうなる史実や漫画の流れで検証してみた

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「キングダム」は、中華を統べるため7つの国が覇権を求めて争う春秋戦国時代が舞台の物語です。

登場人物の一人である天才軍師・李牧(りぼく)は、趙国最強の武人(趙国三大天)にして、主人公・信のいる秦国に立ちはだかる最大のライバル。

そんな李牧ですが、キングダムではイケメン優男として女性ファンも多いとても人気のキャラクターです。

今回は作中で描かれる李牧の最後はどうなるのか?また史実ではどうなっているのか?についてくわしく解説します。

・李牧の最後はどうなるの?
・李牧は死亡する?それとも生き残るの?
・史実と漫画の違いはあるの?

これらについてまとめていきます。

戦国の世で、国を守るために命を賭けて戦う一人の男の生涯とは。

【キングダム】李牧は死亡するのか!?最後はどうなる史実や漫画の流れで考察してみた

作中では合従軍編において、秦国に襲い掛かる馬陽(ばよう)の戦いで初登場し、趙軍の司令塔として大いに活躍してその名を轟かせ、たびたび秦国を追い詰める姿が描かれます。

それから時を経て、史実にも残る秦国と趙国が激戦をくり広げる2つの戦いがあります。

「肥下の戦い」と「番吾の戦い」です。

秦国屈指の強さを誇る桓騎軍が攻め込み、李牧が宰相として戦を挑んだ「肥下の戦い」とそのあとの「番吾の戦い」。

この戦いの結果や李牧の最後がどうなるのか気になる人も多いでしょう。

まずは、史実に書かれる李牧の人物像を紹介していきます。

史実と漫画「キングダム」での李牧の違い

『キングダム』のキャラクターは、歴史上の実在した人物を多くはモデルにしています。

李牧もその一人です。

では、史実における実際の李牧はどのような人物だったのでしょうか。

漫画では、合従軍の戦い後に責任を負い辺境に飛ばされていますが、実際にはそのような事実はありません。

李牧は国境警備隊長だった!?

史実では、この頃の彼は趙国北方の匈奴(きょうど)との国境地帯である雁門(がんもん)で、守備隊の長官を務めており、戦いに参戦していませんでした。

ですが、たび重なる匈奴の侵攻を退け逆に壊滅にまで追い込んだ彼の軍略家としての才は、もともと趙王も認めるところで、それまで苦戦を強いられていた趙本軍の将として抜擢されたというのが史実に書かれる事実です。

李牧の特徴は、可能な限り戦わず被害を最小限に抑える戦術を取ることで有名だったのだとか。

“奇策や知略を巡らし戦わずして勝つ”

これが実際の李牧の戦法だったようです。

大将軍「武安君」に任命!

その後、趙の中央部に招集された李牧は、秦国に対して多くの戦果を上げます。

特に、秦国の名将・桓騎(かんき)が攻めてきた際には、趙が劣勢に立たされましたが、趙王は李牧を大将軍「武安君」に任命し、彼は見事に桓騎を敗走させたとあります。

これが史実に唯一書かれている李牧の主な活躍エピソードです。

つまり漫画で描かれている李牧の多くの活躍エピソードは、ほぼ作者の創作のようですね。

例えば、漫画序盤の「馬陽の戦い」や合従軍編後の「咸陽への招集」、「サイの戦い」などに、史実では李牧は登場していません。

しかし、漫画では史実にはない主人公の宿敵(アンチヒーロー/ヴィラン)として、李牧という存在を際立たせていることがよくわかります。

李牧の最後はどうなったのか?死亡or生存

史実においても優秀な軍師であった李牧ですが、歴史上彼のいた趙国は滅亡しています。

では彼の死はどのようなものだったのでしょうか。

史実にもありますが「肥下の戦い」で桓騎を敗走させた後も、李牧は攻めてくる秦軍を打ち破り、さらには失った領地も取り戻していました。

李牧は信に敗北したのか?

漫画「キングダム」では、李牧の最後や死亡するシーンはまだ描かれていません。

生死は別として、主人公・信との一騎討ちとなるのが作品的にはドラマチックで盛り上がることは間違いないでしょう。

史実にも李牧が信と対峙したという記述はありません。

ただし史実上、李牧は非業の死を遂げています。

史実に基づいて李牧の死を解説してみます。

幽繆王(ゆうぼくおう)に処刑された李牧

武安君として趙軍を率いて戦果をあげていた李牧。

一方秦国では、同じく智将・王翦(おうせん)が李牧を討つよう命じられ進軍してきますが、なかなか趙軍を攻略出来ず攻めあぐんでいます。

そこで王翦は裏で趙の重臣たちを金で懐柔させ、李牧が謀反を企てているという嘘の情報を流させます。

さらに趙王の母も取り込み、内から切り崩していくという策を講じる王翦。

趙王はまんまとその情報を信じ、李牧の大将軍の任を解くよう命じますが、李牧は自国の行く末を案じ必死に抵抗します。

その結果、王の命令に背いたとして捕らえられ、あろうことか処刑されてしまいます。

王翦はこの機を逃さず、一気に趙へ攻め込み趙王を捕らえ見事趙を滅ぼすことに成功します。

いままで何度も秦軍に勝利し多くの戦功を立てた李牧ですが、彼の最期は史実ではこのように無念の死を遂げたと書かれています。

【キングダム】李牧の最後はどう描かれるのか|死亡?それとも・・・

史実に書かれた内容を紹介してみましたが、実際に漫画「キングダム」で描かれる李牧はどのような最後を迎えるのでしょうか?

最後はどうなる史実や漫画の流れで考察してみた

史実では、李牧は謀反の濡れ衣を着せられ、王の命令拒否により処刑されるという、何とも無念の最後を迎えています。


では、漫画『キングダム』ではどのような死亡シーンが描かれるのでしょうか。

①:史実どおりの処刑パターン
②:敗戦し自害パターン
③:姿を消しどこかで生き残るパターン
④:信と一騎討ちで敗れるパターン

あくまで個人的考察と可能性の範囲で、上記の4パターンが考えられると感じます。
それぞれ理由を説明していきます。

①:史実どおりの処刑パターン

最も可能性が高いのは、史実に基づいた「処刑パターン」でしょうか。

当作の結末は、秦国が戦に勝ち中華統一するまでが描かれるのは既定路線でしょう。

その上で、趙国が敗れるのは間違いないわけで、軍大将としてなにかしら責任を取らされるのか、史実どおりの展開で知略で負け非業の死を遂げるというのが、最有力のように感じます。

趙のために戦いながらも最後は身内に処刑されるという、壮絶なラストは盛り上がる気もします。

②:敗戦し自害パターン

これは王道のパターンですが、戦いに敗れ敵に討ち取られるくらいなら自ら命を絶つという武士道的な展開。

ただし、これだとラスボス的立ち位置の李牧の最後としては、あっさりし過ぎでやや消化不良になりそうです。

王騎将軍の仇である李牧を討つという悲願をもつ信としては、自分の手で討ち取りたいという想いもあるでしょう。

③:姿を消しどこかで生き残るパターン

これも多くの作品でみられる、実は生きていたという展開。

戦いに敗れ、頸を討ち取るという段階で、実は身代わりがいてとか②の自害していたという体で、どこかで生き延びていたというエンディングで少し挟まれるどんでん返しパターン。

でもこれだと李牧のキャライメージとしては、やや雑魚っぽい印象になるのであまりファンも期待しないのではないでしょうか。

もっと最後は派手に命を散らしてほしいというか・・・

④:信と一騎討ちで敗れるパターン

個人的にはもっとも観たいシーンですが、宿敵との一騎討ち。

王騎将軍の回想シーンなんかも交えて、信が大将軍への足掛かりとしてけじめをつける!

そんなドラマチックなシーンが見てみたいですね。

補足として、李牧が趙国を見限って秦国に寝返り、素性を変え信とコンビで中華統一を果たす!みたいな展開も考えましたが、これだけゴリゴリの戦いをしてきた背景から考えて、これだとぶち壊しなので、ギャグ展開になってしまいそうで却下しました。

オリジナル展開も多い作品なので、結末を楽しみに今後に期待ですね!

まとめ:【キングダム】李牧は死亡するのか!?最後はどうなる史実や漫画の流れで考察してみた

今回は「キングダム」作中で描かれる李牧の最後はどうなるのか?また史実ではどうなっているのか?についてくわしく解説しました。

秦国にとって悲願の中華統一を果たすため、最大の難関となる李牧の存在。

果たして李牧の知略がどこまで秦国を苦しめるのか、そして彼の生涯はどのような最後を迎えるのか?

史実のとおり、非業の死となるのか。

軍師・李牧の行く末を見守りたいと思います。

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