大人気コミック『鬼滅の刃』登場キャラのひとり、十二鬼月/上弦の参・猗窩座(あかざ)の過去が泣けると話題に!
鬼になった理由がなんとも悲しくて切ない物語があった。
そこで今回は『猗窩座(あかざ)の過去まとめ 鬼にも悲しい過去があった!【鬼滅の刃】』と題し、その煉獄さんも打ち破った強敵、鬼の一角の猗窩座(あかざ)の過去に注目してみます!
人間だった頃は愛にあふれた心優しき少年だった!?って本当?
結婚を約束した大切なヒトがいた!?
などなど、知れば好きにならずにいられないってか嫌いになれない。
この記事はネタバレを含みますが、ご興味のある方は先へどうぞ♪
上弦の参・猗窩座(あかざ)は悲しい過去を持つ鬼
そんな猗窩座の過去はあまりに悲しく「そりゃ鬼にもなるよな!」ってほど壮絶なんです!
無限列車編では、突然現れて炎柱の煉獄さんを殺したり、弱いものを馬鹿にしたりとあまりいいイメージがなかった猗窩座。
良い鬼なのか悪い鬼なのか・・・
そんな猗窩座の過去って何なのでしょう?
しかも泣けるって…。
一層気になりますよね。
というわけで、さっそく猗窩座の泣ける過去についてまとめていきます!
はやく知りたい方はこちらへどうぞ↓
猗窩座の過去や最期どうなる?についてはコミックの18巻以降に掲載されてます。
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猗窩座の過去まとめ「残酷な父の自殺」
猗窩座の人間だった頃の名前は狛治(はくじ)といい、病気の父と2人でとても貧しい生活を送っていました。
寝たきりの父のために狛治はスリを繰り返しては盗んだ金品で父の薬を買って病気を治そうとします。
しかし捕まるたびに厳罰を受け、その度に腕に罪人としての入れ墨を入れられていました。
やがてその入れ墨が6本目となった頃、奉行所から帰宅途中に近所のおじいさんから「親父さんが首括って死んじまった」と伝えられます。
父は首を吊って自殺を謀ったのです。
父の残した遺言には「真っ当に生きろ、まだやり直せる。俺は人様から金品を奪ってまで生き続けたくはない。迷惑をかけて申し訳なかった」
その遺言は、父のために罪も厭わずなりふり構わず頑張ってきた狛治にとってはとても残酷な結果でした。
狛治は、
「貧乏人は生きることさえ許されねえのか。親父。こんな世の中は糞食らえだ。どいつもこいつもくたばっちまえ」
と、悲しみのあまり自暴自棄になってしまいます。
11歳で身寄りもなく金もない狛治は放浪の旅へ立ちます。
猗窩座の過去まとめ「慶蔵との出会い」
父が亡くなった後、行くあてもない狛治は毎日ケンカに明け暮れる日々でした。
とある町で大人を相手に素手で暴れ回り、気づけば大人6人を素手で殴り倒していました。
そんな時、後に師匠となる武術家・慶蔵と出会い、「自分の道場に来ないか」と勧められます。
慶蔵は、「素流」という素手で戦う武術の道場を営んでいました。
さすがの狛治も慶蔵の腕っぷしには歯が立たず、渋々従うのでした。
狛治を連れ帰り、病弱の娘のことや妻が看病疲れで入水自殺を図ったことを話します。
慶蔵は仕事で忙しい自分の替わりに、狛治に娘の看病をして欲しいとお願いしたのでした。
狛治は寝たきりで咳をする慶蔵の娘・恋雪を見た時、病弱で寝たきりだった父の姿を重ねます。
やがて狛治は恋雪の看病と武術を学ぶ毎日を過ごすことになります。
恋雪の看病や稽古も楽しく、すさんでいた狛治の心も徐々に穏やかになっていくのでした。
猗窩座の過去まとめ「恋雪からの告白」
看病の甲斐あって恋雪の体調も良くなったころ、狛治は慶蔵から道場を継いでほしいと告げられます。
突然告げられた慶蔵の言葉に驚き、守れなかった父の遺言を思い出すのでした。
狛治は人生をやり直せるかもしれないという期待に、慶蔵と恋雪のことを命を懸けて守りたいと思い始めます。
ある日、約束だった恋雪と花火を見に行った時のこと。
狛治は恋雪から愛の告白を受けます。
「狛治さんとのささいなお話で嬉しいことがたくさんありました。私は狛治さんがいいんです。私と夫婦になってくださいますか?」
顔を真っ赤に染め告白する恋雪に、狛治は手を握り泣きながらこう答えます。
「俺はだれよりも強くなり、一生あなたを守ります。」
親父、俺はやり直せるかもしれない。
狛治はようやくつかんだ幸せが、この先ずっと続くものだと信じていました。
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猗窩座の過去まとめ「慶蔵と恋雪が毒殺」
しかしその幸せは、突然絶たれてしまうのです。
亡き父の墓前で恋雪と夫婦になることを誓った狛治は、その帰りに道場の前に人だかりができていました。
狛治を見つけると慌てて駆け寄ってきてこう伝えるのです。
「隣の剣術道場の者が、慶蔵が侍でもないのに道場や土地を手に入れたことをねたみ、井戸に毒を入れた」と。
事のはじまりは隣の剣術道場の跡取り息子が恋雪を見染め、乱暴を働いたことがきっかけでした。
怒った慶蔵が剣術道場に決闘を申し込み、狛治の手によって圧倒的な力でねじ伏せ降参させます。
慶蔵や狛治と戦っても勝てないと逆恨みした剣術道場の跡取り息子が、腹いせに井戸に毒を投げ入れたのです。
もともと慶蔵の道場や土地は、山賊に襲われていたある老人を助けて、その老人から土地と道場を引き継いだものでした。
なんと根も葉もない噂や逆恨みで慶蔵と恋雪は毒殺されてしまったのです。
狛治が帰ってきたときには、すでに2人は息絶えていました。
狛治はまたイヤな過去を思い出します。
「また自分がいないときに・・・自分の大切な人が危機に見舞われるときにいつも(自分は)そこにいない・・・。」
狛治は、再び大切な人を失ってしまいます。
やっと幸せを掴んだという狛治の淡い期待は脆くも崩れ去ります。
猗窩座の過去まとめ「復讐鬼・猗窩座誕生!」
逆上した狛治は犯人の剣術道場に殴り込みに行き、怒りで我を忘れて素手で67人を殴り殺してしまいます。
現場は凄惨な状況で、素手とは言えもはや原形を留めない姿の者もいたほど。
まさに惨殺でした。
やがて人間の仕業ではなく鬼が出たんだと大騒ぎになり、その噂を聞きつけた鬼舞辻無惨は狛治の元へ向かいます。
返り血を浴びた狛治は、途方に暮れふらふらと街をさまよい、橋の上で鬼舞辻無惨と出くわします。
「鬼を配置した覚えのないところで鬼が出たと大騒ぎをしているから、わざわざ来たのにただの人間か」
こう言い放ち、すれ違いざま無惨の一撃に頭を貫かれた狛治は一瞬で殺されてしまいます。
ところが、十二鬼月を作ろうと画策していた無惨は、狛治のその強さに興味を抱き、
大量の自分の血を分け与えるのでした。
自暴自棄の狛治にとってもはやこの世に未練はなく、鬼となって猗窩座として生きていくことに決めるのでした。
まとめ
劇場版『鬼滅の刃無限列車編』では憎っくき敵役の十二鬼月・猗窩座(あかざ)でしたが、なんて悲しく切ない過去があったんでしょうか・・・。
生い立ちや愛する者との辛い別れ、人を喰う鬼は悪と一くくりに出来ないやるせない背景があるなんて。
猗窩座のあの異常なまでに強さに執着する理由って、壮絶な過去の体験からの自責の念からきてるんですね。
「大切なヒトを守りきれなかったのは自分が弱かったから。鬼になれば死と対面せずに済む」
猗窩座なりの正義があったんでしょうね。
う~~~ん、嫌いになれない・・・
なんて罪深い漫画なんでしょうか!?
さてこの先、猗窩座はどうなっていくんでしょうか?
この結末を知ってる方もまだ知らない方も気になりますよね~~♪
どうやら涙無くしては見れない結末が待ってるみたいですよ~!
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