2021年の箱根駅伝は、例年以上に序盤からまさかの番狂わせや幾つものドラマが生まれ、学生駅伝の歴史に間違いなく後まで語り継がれるであろうドラマチックな大会となりました。
結果は、往路創価大、復路青学大、そして見事最後の逆転劇で、名将大八木監督率いる駒沢大が念願の総合優勝!
総合2位の創価大に関しては、間違いなく今大会での台風の目、主役と呼べるダークホースとなりました。
初日往路では4区から単独首位で優勝し、復路では最後に駒沢大に1位を譲る形にはなりましたが、スタートから最後10区までずっと1位を守り抜きました。
今回はレース後の創価大アンカー(小野寺)選手のSNSコメントと、榎木監督のインタビューコメントがなにやら話題(炎上!?)になっているようなのでまとめてみます。
箱根駅伝2021で最も盛り上がった場面がこれだ!
今大会最大のドラマとなった、創価大と駒沢大のまさかのラスト逆転劇に、観ていた我々も固唾を呑んで見守っていました。
そのシーンがこちら↓
何と!駒大ラストで創価を追い抜いた!残酷な箱根
でもこれが箱根駅伝
おめでとう駒大。よく頑張った創価大?? pic.twitter.com/BLTeG1Ko5P— atsuko katayama (@KatayamaAtsuko) January 3, 2021
区間記録の好タイム(首位)の前走者(創大9区、石津選手)から繋いだタスキを受け継いだ、創価大アンカー(小野寺選手)ですが、1位(単独首位)で走り始めたもののペースが思うように上がらず、みるみる差が縮まり、とうとうゴール前10km付近で駒沢大選手に追いつかれてしまいました。
今回話題になっているのが、最後の最後で抜かれ優勝を逃した創価大アンカー(小野寺選手)に対して、レース後の監督コメントが、「選手に対してやや辛辣では?」とネットで炎上しているようなのです。
問題の発言がこちら↓
創価大学の榎木監督のコメント
『敗因はアンカーに(速く)走れる子を持ってこなかった(選抜しなかった?)こと。私の指導力不足。』
上のコメントは下のインタビューの中で発せられたもの。
(アナウンサー)
『お疲れ様でした。最後の最後で惜しくも総合2位となりました。今レースを振り返っていただくことはできますか?』
(榎木和貴監督)
『選手たちはよく戦ってくれたと思います。ただ、やっぱりアンカーにしっかり走れる選手を据えられなかったというのは、指導力不足だと感じましたし・・・』
『決して選手が悪いわけではなく、また次の挑戦をしろということだと思いますので、2番ということで当初の目標はクリアしたわけですから、前向きに考えたいなと思っています。』(アナウンサー)
『4区でトップにたち、そこからずうっとトップを走ったその景色というのは、どうご覧になりましたか?』(榎木和貴監督)
『そうですね。私が学生の時に経験した舞台というのを選手たちも同じ目線で見ることができたっていうことは成長だと思いますし、また最後優勝のゴールテープがきれなかったというところは、来年の課題を与えられたと思ってこの1年しっかりと取り組んでいきたいと思っています。』(アナウンサー)
『出場4回目にして往路優勝、そして大学の記録も大幅に更新、歴史をつくりましたね?』(榎木和貴監督)
『そうですね。選手たちは本当によく頑張ってくれたと思います。私自身が指導者としてまだまだ。やっぱり優勝できるチーム作りっていうのは、2年では早いっていう風に言われているのかなと思いますので、しっかりと噛み締めて、もう一回チームづくりを立て直したいと思っています。』(アナウンサー)
『最後にがんばった選手たちへ声をかけるとすれば?』(榎木和貴監督)
『本当に往路から想像以上の走りをしてくれて、本当に頼もしい選手たちだったと思います。まだ来年のチャンスが残されている選手たちがたくさんいますので、この悔しさを忘れることなく、また来年の箱根に向けてしっかりと準備をしていきたいと思っています。』
これに対しSNSでは
創価の監督のコメントひっどいなー
それはチーム内ミーティングで言うことじゃん、映像に残るメディアの前でその発言されたら伸びる子も伸びないよ— るらるさん (@dktl_Rural) January 3, 2021
10区に走れる子を置けなかった、って創価の監督
このコメントは残念すぎる。
— かけ (@tabibito_pop) January 3, 2021
創価の監督、悔しい気持ちは理解できるけどアンカーへのコメントがキツすぎるでしょ…頑張った選手にそんな背負わせないでよー
— mnnm (@mnnm3714) January 3, 2021
榎木監督を評価する声も
創価のアンカーに対する監督のコメントが酷いって声チラホラ見かけるけど、区間20位じゃなぁ…よく頑張ったのは分かった上での采配ミス、て意味合いのコメントだよねぇ。
— すー (@TAK178Runaway) January 3, 2021
創価の監督のコメント、ただ責任は自分にあることを言いたかっただけだと思うけどな?伝え方が違う意味に取れるような言い方だっただけで。こう言う場面でのコメントは長く話せないし事前に用意してないし、発した一部分を切り取って判断されるから難しいね #箱根駅伝2021
— ゆぴぴ (@yukipo288) January 3, 2021
創価の監督さんアンカーの子に対して厳しいって批判されてるけど選手全員頑張ったってのは前提としてちゃんと言ってるし監督自身も反省しないといけない点も分かってるやん
あと10区で3分差もあったのにそれが縮められてしかも区間20位だったんだからそりゃ褒めるコメントばかりは出来ないよな— にっしー (@madante545) January 3, 2021
アンカー(小野田)選手を心配する声も
創価の監督のコメントよ…
アンカーの子の心折れてないか心配…— ゆっさぎゅめ虎??? (@megurikuma) January 3, 2021
創価の監督のコメントひどいなと思ってしまった
アンカーの子明日首吊ってないといいけど— やえまいこ???? (@unthing) January 3, 2021
『全部受け止めて戻ってくる!』創価大 小野寺選手のツイート
ごめんなさい。
全部受け止めて来年強くなって戻ってきます。
これからもどうか創価大学の応援よろしくお願いします。— 小野寺 勇樹 (@yu_kideradera) January 3, 2021
賛否意見はあるかと思いますが、大変立派なコメントだと思います。
SNSでも彼には称賛のコメントのほうが多いのも救いですね。
実際、『終盤、汗が出なかった』と言っているらしく、レース当時の小野寺選手の状態は軽い脱水症状だったようでバッドコンディションでした。現在は体調に大きな問題はないようです。
挫折や逆境を経験して這い上がってきた子は強いですからね!来年リベンジを期待しています、楽しみ~♪
それよりなにより、今大会で一番残念だったのは沿道の観客ですよね~。
もうなんていうか・・・呆れて言葉もない・・・
あれだけ事前に自粛要請していたし、大会中も至るところで「控えてください」とお願いしているにも拘らず。
沿道を観客が埋め尽くしている場所も・・・
SNSにも画面越しに違和感を覚える意見も
箱根駅伝の走路員やって分かったことは、応援の自粛をお願いしてるのに来るタイプの人はマスクつけないし、ソーシャルディスタンス守らない。
— くられん (@CLAREN1212) January 2, 2021
箱根駅伝。またドラマがひとつ。
ただ、各大学に人数制限設けて応援にも来られない選手がいるのに、ゴール地点での報道陣が身体をビチビチにひしめき合い居るのが気になる。
それなら控えの選手も現場OKにしてあげてほしい。#箱根駅伝2021
— おばたのお兄さん (@hinode_obt) January 3, 2021
箱根駅伝は大好きだけど、沿道での応援自粛を呼びかけているのに普通に沢山人いて悲しくなる… #箱根駅伝
— 浦えりか。 (@erika_ura) January 2, 2021
すべてのチームの選手たち、お疲れ様でした!
今年の箱根を走ることができた選手たちは、きっと特別な思いがあったんだろうな。
走ることでこんなにも毎年初めに魅了してくれる選手たち、本当に感謝です!ひとつだけ、沿道の応援は残念な気持ちになりました。#箱根駅伝2021
— 林 祐詩 / Yuta Hayashi@森と林 (@yuta884) January 3, 2021
一方でこんな意見もあるにはあるようですが、なんともはやどうなんですかね~
箱根駅伝の沿道応援、批判しないよ、もともと人集めるためのお祭りなんだからさ、人集めるんじゃないなら、都心通って開催する必要ないじゃない?山んなかでやればいいでしょ?開催する方の問題だよ
— economicscience (@economicscience) January 3, 2021
中継を観なかったのだが、箱根駅伝の沿道応援が問題になっているのか。沿道応援する人たちはアウトだが、なぜ開催したのだろう。昨年はスポーツの大会が中止になることが多かった。来るなといくら呼びかけても行く人は行く。対処できないなら開催すべきではないのでは。
— よか (@newhorizon_2019) January 3, 2021
まとめ
さて、今回は箱根駅伝2021レース後の創価大アンカー(小野寺)選手のSNSコメントと、榎木監督のインタビューコメントがなにやら話題(炎上!?)になっているということでまとめてきました。
当人たちが発したコメントに対して、とくに監督の発言に対して様々な捉え方はありますが、公共の場で外野がどうこう非難を言える立場ではないということ。個人的な見解としては自粛できなかった沿道の残念な観客以外、誰も悪くはないのではと感じました。
選手のみなさんお疲れさまでした。そして感動をありがとうございました。