新潟県湯沢町の苗場スキー場を舞台に、国内最大級の野外音楽イベント「フジロックフェスティバル」が20日から始まっている。
昨年はコロナ禍で中止、今年は13都府県に緊急事態宣言が出ている中での開催となる。
今回は、「フジロック2021開催コロナの感染対策は万全?開催判断に世間や街の声は?」について調査していきます。
国内最大級のロックの祭典「フジロックフェスティバル」が20日、2年ぶりに新潟県湯沢町で開幕しました。
主催者側は感染対策を徹底するとしている一方、地元からは感染の拡大につながらないか不安の声も出ています。https://t.co/7BpkK6TEqK#nhk_video pic.twitter.com/TixRe8tiAb
— NHKニュース (@nhk_news) August 20, 2021
8月の20~22日の3日間にわたって開催される、2年ぶりとなる今年(2021年)のフジロックフェスティバル。
コロナウイルスの感染拡大の影響で、直前まで開催か中止かの判断に揺れていたのですが、開催という英断に至りました。
しかしながら、当然のごとく「正気か?」という声がとても多いようです。
では、実際にフジロックがどのような感染対策をしているのかについて、人数制限以外に何をしているのかについても紹介していきます。
フジロック2021主催者や開催地はどういう考え?
主催者は感染対策を万全にして開催するといい、コロナ禍で打撃を受ける地元の観光団体からは歓迎の声がある一方で、やはり地元町民からは不安の声も漏れているよう。
苗場観光協会は
「昨夏はフジロック中止に加え、運動部の合宿が次々とキャンセルされた。冬も、スキー場がコロナ感染拡大で閉鎖され、大きな打撃を受けた」
という。
地元観光団体としては、観光産業を主とする事業者が多い地域がゆえ、願ってもない開催でしょうが、現状下を考えても強行すべきとは、よほど危機的状況だったのでしょうか?
経済優先?
言い分としては、
「国など行政からの支援ではその損害は補えない。やれることを一つひとつ増やしていくしかない。」
との弁。
“フジロックを中止しろ”が一時期ツイッターのトレンドにも上がっていました。
実際、フジロックの開催については反対的な意見が多かったのも事実。
コロナの感染対策は万全?人数制限のほかに何をやってる?
人数制限のほかに何をしているのか紹介していきます!
コロナが心配な人には払い戻し
来場予定者には無料で検査キッド配布
関係者のPCR検査とワクチン接種
来場者予定者に色んな選択肢を用意して
フジロック開催の成功に向けて取組をしているの知られて欲しい pic.twitter.com/0T1J2KUl92— デストロイMISAKI (@MISAKI35372229) August 6, 2021
モッシュやダイブ行為の禁止
ライブ中にアーティストが観客にダイブすることを禁止。まあ当然といや当然か、でもあえて言うという・・・
会場内での飲酒、喫煙の禁止
これはどうやって取り締まるのでしょうか?これこそフェスの醍醐味だったんじゃ・・・
大声での会話を禁止
あれだけの爆音で普通の声量で聞こえるはずもないと思うのですが・・・
ほかにも主催者側より注意喚起はされているようですが。
開催地(新潟県湯沢町)の対応は?
もし会場で陽性が確認されたとき、対応されるのは地元の医療機関だと思いますが、県内の医療機関は先に「フジロック中に体調が悪くなっても充分な対応ができない可能性が高い」との声明を出しているようです。
これらを踏まえ率直な感想
「でっ!?もしかしてそれだけ?」って申し訳ないですが思いました。
こないだの無観客のオリンピックでさえあれだけ費用も人件費もかけて対策してたのに!?
できることできないこと当然あるのは承知です。
でも、どこのどの部分で万全と言えるのでしょうか?
細心の注意を払うのは当然!
危機管理能力ってもはや・・・
感染拡大下での開催に、複雑な胸中を明かした出演者もいるようですが。
フジロック2021開催にかんして声は?
フジロック2021開催に世間の反応は?反対コメント爆増!
苦渋の判断のもと、開催されることにネットの声は、やはり反対の意見が多い模様。
「今の世は災害級の事態なんだろ?フェス?正気の沙汰ではない。」
「音楽はネットでLIVE配信もできる。フェスだってLIVE配信やろうと思えばできる。ただ採算が合わないってだけでしょう。」
「フェスの雰囲気などで盛り上がるのはわかるけれども、今は、ネットで世界中にライブ配信できる。いかに今の状況下で自分の音楽を届けるかを考えないと。」
「フジロックは好きです、音楽大好きです、でも、今はやるべきではありません。配信ではだめでしょうか?」
「じゃあこの1年金策のためになにやってたんだと思う。音源だってライブだってストリーミングでもなんでもあるし、プラットフォームやマネタイズ手段はいくらでも用意されてたし、ユーザだってそういう新しい動きに対応する準備だってできてたはずだ。検討する時間だってあったはずだ。」
「カルチャーを守りたい」コロナを他人事と思っている人が多すぎる。
「文化も音楽も大切。そんな事は皆知っている。でもこのコロナ禍で優先すべきは、感染しないよう自分の身を、大切な家族を自分で守る事だと思う。」
「そもそもオリンピック、パラリンピックだって原則無観客なのだからフジロックも無観客でやれよ・・・」
「コロナ禍でも関係なくフェスのお祭り気分で馬鹿騒ぎしたいっていう低俗な客が多いってことだな。」
「サラリーマンが電車で通勤するのと、ミュージシャンがライブを行うのと同じな訳ないと思うけど・・・」
「ミュージシャンだけじゃなくてコロナの影響受けて苦労してる人間なんかいくらでもいるよ。」
「誰だって生計立てるために稼ぎたいよ。ほかに方法っていくらでもあっただろ!」
一方で擁護する意見も
「配信にしたらどうか」とか簡単に言ってくるやつらは何も考えてない。
「配信で食っていけるアーティストがどれだけいると思う?ライブ施設設営に関わってる人、飲食店、物販、他にもいろんな人が食ってくためのイベントでもある。そんな人達に無責任に中止しろだの配信にしろだの言える神経がどうかしてる。」
「この苦しい状況の中、みんなで手を繋ぎ踊り明かして、徹夜でぶちかましてやれ。」
フジロック2021開催のツイッターの声
無観客のオリンピックとは対照的なフジロック pic.twitter.com/9EleBsxO4X
— 羽田空港サーバー (@haneda_airport_) August 20, 2021
今フジロック有観客はもはやテロだろ
去年の東京事変とはフェイズが六段階くらい違うのに— 液体窒素と化した徳川 (@500th_tokugawa) August 20, 2021
まとめ
今回は、「フジロック2021開催コロナの感染対策は万全?開催判断に世間や街の声は?」について調査してみました。
今年のフジロック2021はコロナの感染拡大の中、感染対策をしっかりして開催するというコンセプトで行われているようですが、流れてくる映像にどう見ても万全と呼べる要素が見当たりません。
正直「中止すべき」と考える人が多いのもうなずけます。
個人的にはそれぞれの事情があるのも確かに分かるのですが、手放しに「開催できて良かったね」とは言えませんね。
特に開催地の地元住民の皆さんは複雑な胸の内でしょうね。
今回は同時にライブがインターネット配信されるので、こちらで楽しむという新しいカタチを検討してもいいかもしれませんね!