今回は『チェンソーマン』の主人公・デンジに注目してみます。
「かっこいい」「かわいい」といった、原作ファンや読者から多くの声があがる彼の魅力とはいったい？
・なにがそんなに注目を集めるのか？
・デンジのかっこいい魅力ってなに？
・デンジの性格や夢がかわいい♪
・デンジってかわいそうという声も
これらの疑問について掘り下げていきます！
【チェンソーマン】デンジがかっこいい！地獄のヒーローはチェンソーで斬りまくる！？
チェンソーの悪魔/ポチタと融合し、地獄のヒーロー・チェンソーマンとなったデンジ。
チェンソーで敵をなぎ倒す彼のかっこいいバトルシーンはもちろんですが、それ以外の彼のキャラとしての魅力がかっこいいと注目されているようです。
いったいデンジとはどんな人物なのでしょうか？
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【チェンソーマン】デンジはかわいいチェリーボーイ！？その魅力とは？
小さい時に両親を亡くし、孤独で人並みの幸せを知らない主人公のデンジは、普通ならなんでもない事を幸せな夢だと語るとてもピュアでかわいい少年でした。
そんな彼は、パンにジャムを塗って食べてみたいなど、ささやかな夢を叶えるために、誰に何を言われようがひたむきに頑張る姿が、実に健気で魅力的です。
少年漫画の主人公らしい健全なキャラクターに映りますね。
ほかにも、この年頃の青少年らしいちょっぴりエッチな経験を夢見るところなどは、等身大の彼の人物像を連想させ、同年代の読者たちにも現実味がありより親近感を感じさせます。
そんなやや不純な動機が、彼のがんばるモチベーションとなっている場面も、作中で多く見られます。(まあそこはいいでしょうｗ)
デンジの等身大のかわいい夢
将来の希望も持てず日々の生活もままならい人生だったデンジの夢は、ちょっとほかの漫画の主人公たちとは違います。
「世界の平和は俺が守る！」や「○○王になる！」といった壮大な夢は持ち合わせていません。
・きれいな女性(マキマさん)の胸をもみたい！(できればセッ〇〇も)
・食パンにいろんなジャム塗って食べる普通の生活がしたい
・朝からステーキ食いたい、長風呂したい、ちやほやされたい
・えちなこと(セクロス、〇っぱいをもむ)いっぱいしたい！
これが彼にとっての壮大な夢ですｗ
うん♪わかりやすくていい！(てか思春期の中学生かっ！？)
人類vs悪魔が死闘を繰り広げる世界観の物語の主人公にしては若干スケール感が・・・
主人公・デンジの魅力ってなに？
先ほども言ったように、逆にこんな主人公像が、読者にある種の親近感とリアリティを生んでいるのも事実です。
実際、現実離れした物語の世界観とのミスマッチが、よりキャラを魅力的に写し、決して強くないダサさもあるこんな主人公がヒーローなの！？というアンバランス感がとてもいい♪
これが果たして原作者の意図したものだったのかは分かりませんが、少なくとも個人的にはこの作品にとても興味を持つきっかけには成りました。
ほかの有名作品を批判するつもりは毛頭ありませんが、読者となる普通のチェリーたちってそりゃ冒険や魔法に憧れはありますよ。
でも世界平和とか〇〇王とか夢持ってねーから！
どっちかというと金持ちなりてーとかイイ女と〇りてーとかなんすよ。
少なくとも自分はそうでした。
そんなことで、私欲丸出しのデンジの夢にはとても共感しましたね！
だいいち、人のぬくもりや食パンにジャムを塗ることすら経験したことのない少年が、見も知らない人々を危険を承知で悪魔の脅威から守るなんて発想、普通出てこないでしょうし。
こういった、口にすると人目をはばかるような私欲を堂々と“夢”として語る主人公が、世間の正義のヒーロー像をいい意味で裏切る彼の魅力なんだと思います。
誤解を承知で人の動機なんて多かれ少なかれ、これと似たようなもんでしょ。(異論反論は受け付けておりません)
デンジの心を狙う女性たち！少し歪な女性事情がかっこいい！？
さて、このように一見不純とも思えるような動機によって数々の苦難を乗り越え、成長を見せていくデンジですが、主人公らしくそれなりのラブロマンスも見せてくれます。
がしかし、そこはすんなり描かない藤本ワールド。一筋縄ではいきません。
デンジとマキマとの関係
デンジの心を奪った(本当の意味で)今作一番の罪多き女
ポチタと融合して悪魔人間となったデンジを見つけ、一番初めに誘惑した謎多き美女。
世間知らずのデンジに、魅力的な誘惑や時には気のあるような色仕掛けでさんざん彼の心を振りまわし、年上女の武器で巧妙にアメとムチを使い分けまるで飼い犬のように支配していきます。
美女から〇っぱいをぶら下げられ、もうウハウハで完全にマキマ色に染まったデンジは、付き合える日を夢見て競走馬の如くがむしゃらに走ります！
ただし彼女の真の目的は。(書いていてツラい)
えちえちしたい浮かれポンチなチェリーデンジでしたが、彼女の真意を悟った瞬間、地獄の目を味わうことになります。
ドＭ男子は彼女となら夢の日々が過ごせるかも(命取られますがｗ)
デンジとパワーとの関係
ワイルドで自由奔放、自己中なわがまま女子。
虚言癖で貧乳コンプレックスな見栄っぱりだが容姿は抜群にかわいいだけに目が離せない。
そんなパワーの存在は、破天荒デンジですらも振り回される日々。
出会って最初は「ぜってーこの女とは合わねえ」と思っていたデンジですが、共同生活するうちに彼女の内面を知り、手のかかる妹のように大事な存在として感じていきます。
彼女とは異性としてではなく家族として見ているよう。
また、パワーもマキマの恐怖におびえながら必死に虚勢を張り、同じ境遇のデンジには心を許す仕草や発言、人の心を覚えていく姿がなんだかかわいらしく作品屈指の人気キャラとなっています。
とりわけ、闇の悪魔戦以降の錯乱状態のパワーとデンジの一連のシーンは、作中でもドキッとする人気のシーンです。
ツンデレ女子に振りまわされたいチェリーたちはもうパワーの虜でしょう！
デンジとレゼとの関係
ある日突然デンジの前に現れた謎の美少女！
どこか掴みどころのないミステリアスな雰囲気だが、デンジへの積極的なアプローチやスキンシップで仕掛けてきます。
さすがのマキマ一本のデンジも心は揺れ動き、トドメの一撃で完落ちロックオン！！
深夜に学校侵入してのつかの間の甘酸っぱいひととき。
裸で2人でプールとかこんなシチュエーション、どんなチェリーだってオチない奴いないでしょ！！
デンジのデンジはもうギンギン！？←失礼っ(汗)
デンジにとっては初めて恋愛らしい恋愛を経験した相手でした。
でも、彼女もまたデンジの心(心臓)を狙う刺客でした。
彼女から命を狙われるデンジの心境は如何ばかりか。(もうやめたげて～）
しかしデンジは彼女と一緒に逃避行を決意しますが、結局彼女は現れませんでした。(マキマの手にかかる)
田舎のネズミにはなれなかった2人。
盗んだバイクで走り出したい厨二病が妄想する夢のような展開♪
映像化でぜひ見たい♪
デンジと姫野との関係
デンジの初キスを奪ったオトナ女子だが、その振る舞いはメンヘラそのもの
デンジにとっては公安上司となるツヨい系美女ですが、彼女自身実はアキに心惹かれるも本音を打ち明けられない純粋乙女。
ただ酔うと豹変、手あたり次第に男性に手を出す痴女癖がある。
普段はデンジに上司として優しく接し、「悪魔をやっつけたらキスしてあげる」という男としては最強のアメで誘惑するなど、巨乳で美人だしデンジ自身もまんざらではなかった。
ところが、宴席の場で彼女の癖が発動！
マキマの前でデンジの純潔を強引に奪うどころか、〇ロキスで決して消えない思い出を施した。
さらにはそのままお持ち帰りで、あやうく児ポ案件未遂。
なんとも、うらや・・・いやけしからん上司だ！
デンジが大人の階段登るかもな事案でした。
なにげに異世界ものによくあるようなハーレム展開の主人公・デンジですが、ほかにもコベニちゃんやクァンシなど(命は狙われるが)直接恋愛に発展しそうなキャラではないものの、多くの美女と関わりを持ちます。
まったく女っ気がなかった真性チェリーのデンジからすれば、「なんでこんなに女運上がってんの！？」と勘違いしそうな逆転人生。
デンジを本当の意味で男にするお相手はいったい誰なんでしょうか？
非常に興味がありますねｗ
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デンジがかわいそうという読者の声も・・・
デンジに対し、「かっこいい」や「かわいい」という声があがる一方で、彼の境遇に「かわいそう」という声も少なからずあります。
チェンソーマンやっと追いついた デンジくん健気なのに酷い目にずっとあってて可哀想なんだけど、こう、なにかくるものがある
— ばゆ (@TO_BAYUU) August 9, 2022
普通にキスかと思って喜んでるデンジだけど、口の中にゲロ吐かれてんのがち可哀想やわ
— あいさん@目指せハンコマスター (@aisan_1714) August 2, 2022
すごかった〜最後の怒涛の展開も凄かった、デンジくんがずっと可哀想だった……
— まっちゃ (@kiriya966) July 30, 2022
とこのように、多くの「かわいそう」という声があがっています。
もともと両親と死別し、亡くなった父親の残したヤクザからの多額の借金を肩代わりするため、デンジは幼いころから学校にも行かず極貧生活を送る日々でした。
借金返済のためヤクザにこき使われ、自分の臓器を売ったり相棒のポチタと共に悪魔の力でフリーのデビルハンターとなって危険を伴う依頼を受ける日々。
どんなに身を削っても、ヤクザたちからだまされていることにも気付かずいっこうに借金は減らない。
唯一の心の拠り所は相棒のポチタだけ。
そんなポチタとなけなしの食パンをかじりながら、毎夜夢を語り抱きあって眠るささやかな生活。
挙句の果てに、欲をかいたヤクザから見殺しにされバラバラに惨殺される・・・
実際、こんな冒頭から重すぎるデンジの境遇と彼のどこまでも能天気な明るいキャラとのギャップに「かわいそう」という読者の声があがるのもうなずけます。
まるで某漫画(〇コピー)の主人公のような救われない不幸設定。
しかし、作中での彼の身に起こる不幸はこんなものでは終わりません。
・出会った仲間ほぼ全員殺される
・人生で初めてできた家族(のような存在)を目の前で殺される(殺す)
・出会って好きになった女性にだいたい裏切られる(命を狙われる)
・もっとも好きだった女性を自分の手で殺す(その後食べる)
デビルハンターという非日常な環境にいるので当たり前といや当たり前なのですが・・・
これでもかと言わんばかりに彼の身にふりかかるツラい現実の数々。
なかでも最もツラいだろうと感じる不幸は、作中描かれるデンジが手に入れた夢だった家族や生活は、すべてマキマによって最初から仕組まれ、絶望に堕とすため与えられた虚構のもの。
最初から残酷な形ですべて奪われることが決まっていて、この上ない絶望と苦しみが待ち受けているという事実。
しかも自分を救ってくれたもっとも信じてきた人物から裏切られる。
「こんなことなら幸せなんて知りたくなかった・・・」
もう自分ならツラすぎて、自暴自棄で生きることをあきらめてもおかしくない状況ですよこれ。
デンジは主人公でヒーローなのに・・・
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【チェンソーマン】デンジのプロフィール(性格、強さや能力)
デンジの性格や強さなどプロフィールでまとめてみます。
デンジのプロフィール(性格や強さ、能力)
年齢：16歳(自己申告)
身長：約160cm
誕生日：不明
最終学歴：義務教育も未履修
職業：非正規デビルハンター→公安デビルハンター
好きなもの：ポチタ、マキマさん、自分のことを好きな人は全員
夢：食パンにジャム塗って食べる、えちなこと(セクロス、〇っぱいをもむ)、普通の生活
デンジの性格
この物語の主人公・デンジは、不幸な生い立ちにもかかわらず常に前向き。
知性や教養がまるで感じない破天荒なおバカキャラだが、シンプルでわかりやすい性格です。
その証拠に女性の胸をもみたいやキスしてもらえるからがんばるといった描写があることからもみてとれます。
胸もみたいから悪魔倒すなんて発想、彼ならではじゃないでしょうか？
とにかく破天荒なおバカキャラが目立ちますが、たまに誰もが思いつかないようなすごく頭がキレる場面もあり、しっかり主人公感は出しています。
悪魔もビビるほどの捨て身の一発逆転技など、かっこいい一面を魅せていますからね！
デンジの強さや能力
デンジは序盤でバラバラに惨殺された後、相棒のポチタ(チェンソーの悪魔)と融合したことによって、チェンソーの悪魔人間に生まれ変わります。
胸から伸びたスターターの紐を引っ張ればエンジン始動でチェンソーの能力が発動。
たとえ瀕死の状態となっても、血を飲むことで悪魔の能力が復活しいくらでも戦えます！
作中でもあるとおり、当初はただ頭や腕から生えたチェンソーを振りまわし敵をなぎ倒す戦法でしたが、戦闘経験や仲間からの助言でさまざまな活用法を身に付け、次第に強さを増していきます。
また、のちに登場する過去にチェンソーマンが使役していた鮫の魔人や暴力の魔人といった眷属(けんぞく)らと共闘するシーンも見られ、まだまだその強さは未知数のよう。
【チェンソーマン】あらすじ
『TVアニメ『チェンソーマン』ティザーPV』
『チェンソーの悪魔』ポチタと共にデビルハンターとして暮らす少年デンジ。
親が遺した借金返済のため、貧乏な生活を送る中、
裏切りに遭い殺されてしまう。薄れる意識の中、デンジはポチタと契約し、
悪魔の心臓を持つもの『 チェンソーマン 』として蘇る ─ 。
引用元：テレビアニメ『チェンソーマン』公式サイト
そこへやってきた政府の組織「公安対魔特異課」の謎の美女・マキマ。
彼女にスカウトされ政府直属のデビルハンターとなったデンジは、マキマの完全管理下のもと、悪魔との死闘を繰り広げることに。
テンポ良いストーリー展開が読者の興味を惹きつけ、ダークなバトルシーンと軽快な日常のシーンとのアンバランスさが良い意味で調和がとれている作品です。
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まとめ
今回は主人公・デンジについて「かっこいい」や「かわいい」という声があがる理由について彼の魅力となる性格など人物像に迫ってまとめてきました。
従来のよくある完璧なヒーロー設定ではない、新しい主人公像がデンジを通して描かれまた作品の魅力に大きく貢献しているものと思われます。
ささやかなかわいい夢や生きるにはツラすぎる境遇など、ファンとしては今後の彼の活躍を願わずにはいられませんね♪
第1部のラストでは衝撃の最期を迎えましたが、第2部以降チャンソーマンである彼の動向が気になります。
果たして世界を救えるのか！？
がんばれデンジ！がんばれチェンソーマン！