チェンソーマンに登場する公安の新人デビルハンター・コベニ(東山コベニ)。
ヘタレキャラとしていつも半べそで逃げ回っているイメージの彼女ですが、
読者やファンの考察によると、彼女は「死の悪魔」と契約しているのでは?といううわさがあるようです!
そこで今回はコベニの死の悪魔説についての考察やうわさの真相を探っていきます。
チェンソーマンのコベニが死の悪魔は最有力!?
1部公安編において唯一、自身が契約する悪魔を最後まで公表しなかったコベニ。
読者の間でさまざまな憶測や考察が飛び交うなか、コベニが契約した悪魔で最有力と目されるのが、死の悪魔です。
この「死の悪魔」の存在は、マキマが理想の世界を作る上で最もなくなれば良いと、例えで語った根源的恐怖のひとつでもあります。(作中ではまだ登場してません)
このときマキマが例として語ったのが「死」「戦争」「飢餓」でした。
ちなみに悪魔の中で根源的恐怖の象徴をつかさどる名のついた4つの悪魔が最強だといわれています。
(「支配」にあたる悪魔はマキマであったことがわかっています。)
つまり、「死」の恐怖をつかさどるという最強クラスの悪魔であることがわかります。
言ってみれば死って、命あるものがこれ以上に恐怖を感じるものがあるとは思えないので、おそらくこのストーリーの最終ラスボスとなる可能性が大いにあると考えます。
戦争や飢餓も恐怖を感じるものだといわれていますが、それでも多くの人は絶対的に死ぬことに最も恐怖を感じるのではないでしょうか。
ではなぜコベニが死の悪魔と契約しているとうわさがたったのでしょうか?
それでは説明していきます。
コベニの異常なまでの死への恐怖
公安デビルハンターとして、いやいやながらも戦うコベニは、「死ぬ」ことについて異常なまでの恐怖を感じており、作中でその描写がいくつもみられます。
たとえばホテルで永遠の悪魔と遭遇し、デンジや姫野らと異空間に閉じ込められたときがありました。
ここで一番最初に取り乱し、仲間の命と引き換えに助かろうとしたのがコベニでした。
新人とはいえデビルハンターとしての使命や責任感はまったくなく、真っ先に逃げ出すほど。
ただ、サムライソードや沢渡あかねの蛇の悪魔との対戦での、スイッチが入ったときの彼女は驚くほどの身体能力を発揮するのですが、基本死にたくないので戦わず逃げまわるタイプのよう。
もともと大家族による生活苦で、親から高収入の風俗か公安に勤める2択で強制的に入れられたかわいそうな身なので、この反応はわからなくもないですが。
とはいえ、実はこのコベニの極端なまでの死に対する恐怖こそが一つの理由(伏線)とされています。
コベニはひょっとして不死身!?何度も死線をくぐりぬけた謎
どんな危険な目に遭おうともコベニは死にません。
幾多の戦闘でどんなに死亡フラグが立とうとも、なぜか毎回ほぼ無傷で生還をしています。
そんなことから、死をつかさどる悪魔との契約によって「死」に直面しても死なないという、なにか能力が発動しているのではないか、ともうわさされています。
ほかにも、「不老不死の悪魔」と契約しているのではないかという考察もありました。
しかし不老不死って誰もが恐怖するものでしょうか?
むしろ望まれることのほうが多いような気がします。
一方で、そんなコベニに対して、単に悪運が強いキャラ設定では?という声や原作者の好みでは?という声もあるようですが。
とにかく主要キャラであるはずの彼女の先輩や同僚たちがバタバタ死んでいくなかで、モブ感全開の彼女だけはなぜか毎回しれっと生き延びているのです。
となると、たとえば怯えて取り乱しているフリをしながら、実はまわりの死を代償にしている?いわば生死を操っているのではないか?とも考えられるのではないでしょうか。
地獄からも生還したコベニ
作中、地獄にも落とされているコベニ。
そこで闇の悪魔によってマキマをはじめほとんどのデビルハンターたちが瞬殺もしくは両腕を失うなど深手を負いました。
魔人たちも手も足も出せずバラバラに。
結果的に無事生還できた人物は、デンジのほかにアキとパワー、そしてコベニの3人だけです。
しかし、アキに関しては蘇生できたのは右腕だけで左腕は失いました。
パワーもあまりの恐怖でトラウマとなり、精神錯乱で生活もままならないほどに。
いずれも何かしらのダメージを負っています。
しかしながら、コベニに至っては同じく両腕を飛ばされ瀕死かと思われましたが、なぜか地獄から生還し両腕ももとに戻り無傷の状態です。
腕の修復やなぜ戻れたのかについて触れている描写はなく、ただその後の彼女はその時の影響からか「死ぬのが怖い」と涙を流し公安を辞め、ハンバーガー店に転職しています。
マキマも警戒する死の悪魔の力
たとえば死の悪魔との契約によって、不死がその能力として発動しているとすれば、地獄からの無傷の生還や過去の様々なピンチからの奇跡的な回避が起こったこともなんとなく納得がいきます。
もしかすると不死の代償として、身近の人物の生命であがなわれるというような、契約があるのかもしれません。
また、支配の悪魔であるマキマからの「格上の存在は操作できない」という条件にも、彼女なら合致しています。
敵も味方も格下と思える悪魔や魔人たちは、ことごとくマキマのその支配の力を受ける展開になっていましたよね?
でもなぜかコベニだけは・・・
マキマでも殺せないコベニ
その後、公安を辞めハンバーガー店で働くコベニを無理やり連れて、デートをしていたチェンソーマンのもとに本性を現したマキマ(支配の悪魔)が現れ対戦に。
私は関係ないというコベニですが、
「コベニちゃんも大いに関係ありますよ?貴女のチェンソーマンへの恐怖が薄くなってきているでしょう?」
チェンソーマンが弱っている原因の一つがコベニにあるとマキマは断言します。
マキマは千年使用という槍の攻撃でチェンソーマンではなくコベニを狙います。
しかしコベニに放たれたその攻撃を、身を挺して守るチェンソーマン。
槍はチェンソーマンを貫きます。コベニなら間違いなく即死だったでしょう。
ここでも、いつも絶体絶命のピンチに遭いながらも奇跡的に助かるコベニ。
これらのことから信ぴょう性が増し、コベニの死の悪魔説の可能性はかなり濃厚になりました。
あくまでも予想の域を超えませんが。
「死の悪魔」以外に考えられるコベニの契約
原作をよく読むと、不思議なことにマキマが発言した「この世からなくなったらいいもの」根源的恐怖の例えに関して、コベニの発言がリンクする点があります。
「死」「戦争」「飢餓」
コベニがすべてこれらに関連していることがわかる発言をしているのです。
いずれも恐怖を感じているという意味合いを含んでいるようです。
「死」と「飢餓」に関連する発言
「おなかペコペコで死んじゃうんだ」
普通に死ぬとは言わず空腹で死ぬとなぜかとってつけたように言っています。
「戦争」に関連する発言
「私も平和のほうが好きです・・・」
これはややこじつけ感がありますが、とらえ方によっては戦争は怖いというニュアンスにとれます。
どちらもなにか意味ありげな背景や発言で、考えようによっては伏線だと思えませんか?
コベニの正体はいったい・・・?
コベニちゃんが本当に死の悪魔と契約した人物だとすれば、作中でのコベニの不可解な存在に死もしくは生を操れるなんらかの能力が関わっていることは確実でしょう。
「コベニ黒幕説」まで浮上!
多くの謎を秘める登場キャラの中で、彼女もまた明らかにされていないひとりです。
解説してきた有力情報ではがぜん黒幕(ラスボス)の線が濃厚という見方もできそうですが・・・
マキマの支配を唯一受けていないことや地獄からの生還、数々の死線も奇跡的に乗り越えていること。
また、契約悪魔を秘密にしていることやその後の消息が不明など。
ひょっとして原作者のミスリードか!?と勘ぐってしまうくらいあからさまに匂いますよね~
まとめ
原作1部最終話時点では、コベニちゃんと関係していた人物で生き延びているのはデンジと公安上層部の岸辺だけとなっています。
果たして2部以降で再登場し、「死の悪魔」と関連づける新たな展開が描かれるのでしょうか?
今後も『チェンソーマン』の最新情報から目が離せません!