今回は無職転生に登場する龍神オルステッドの正体(強さや呪い)やルーデウスとの関係についてまとめていきます。
*完全にネタバレの内容を含みますので原作未読や知りたくないかたはご注意ください!
この無職転生の物語の序盤は、主人公ルーデウスがフィットア領転移事件のあと、アスラ王国へ戻るために仲間と旅を続けるというのが本筋です。
ちなみに帰国後からの中盤以降は、新たな目的のための旅となります。
その最初の帰国の途中で、ルーデウスはオルステッドと出くわし、ある事を口にしたことで戦闘となり敗北します。
いったいオルステッドって何者なのでしょうか?
ラスボスの敵?
オルステッドの正体についてくわしく解説していきます。
オルステッドとルーデウスとの関係は?
オルステッドとルーデウスとの最初の出会いは、転移事件後にルーデウスがあともう少しで帰国というタイミング(赤竜山脈超え)でした。
正面から歩いてくるオルステッドにルーデウスと一緒にいたルイジェルドはすぐに危険を感じ、何事もなくやり過ごそうと言います。無鉄砲なエリスさえも身動きできずにいました。
ところがオルステッドから「ヒトガミ(人神)を知っているか?」と話しかけられ、ルーデウスが答えてしまいます。
すると突然オルステッドがルーデウスに襲い掛かり、ルイジェルドとエリスが止めにはいるもまるで歯が立たない。
ルーデウスと一騎打ちとなり、渾身の魔術弾を放つもオルステッドには効きません。
完膚なきまでに叩きのめされます。
というか一度殺されます。(そのあと生きかえしてもらっていますが)
話の流れから、「こいつがラスボスかー!」とも思いますが、実はそうではありません。
2人の関係は最悪のものでしたが、このことがきっかけでのちのルーデウスの人生にオルステッドが深く関わることになるのです。(アニメでは第21話「ターニングポイント2」で描かれています)
さらにいうと、ルーデウスはこのオルステッドと2度戦うことになるのですが、どちらもオルステッドが完全勝利しています。
2人が戦うきっかけとなったのが“ヒトガミ(人神)”の存在です。
【無職転生】オルステッドの正体(強さや呪い)龍神とは?
オルステッドはこの世界で俗に言われる“七大列強”の一角、それも序列2位という強さなら実質1位の実力とも評されるほどのまさに折り紙付きの強者です。
世界最強ですから、いくら主人公とはいえルーデウスなど勝てるはずもない存在です。
オルステッドの正体は龍の王「龍神」!
世界最強とされる「七大列強」の1人で、見た目は”金色の三白眼”をもつ銀髪の男性です。
龍神とは、かつて数千年前この世界は「六面世界」という6つの世界でなりたっていました。
「六面世界」の6つの世界
・人の世界
・魔の世界
・獣の世界
・龍の世界
・海の世界
・天の世界
この六面世界では、各世界に一人ずつ神が居て、その中でも最も強かった神が龍神(初代龍神)だった様です。
しかし、今はこの6面世界でもっとも弱かった人の世界しか残っていません。
ヒトガミ(人神)の策略によって人の世界以外すべて滅ぼされてしまったからなのです。
オルステッドはこの龍の世界の初代龍神の一人息子で生き残りです。
ん?何年前?オルステッドって何歳?って思いますよね。
オルステッドは転生者?強さは古代から送られてきたターミネーターだから!?
実はオルステッドも、ルーデウスとは少し違う意味で“転生者”です。
これは龍族の秘密の一つでもありますが、実は龍神の秘術“転生法”で、オルステッドは何度も世界をループ(繰り返し)できるのです。(チート能力)
かつてヒトガミに妻を殺され龍の世界も滅ぼされかけた父親である初代龍神が、打倒ヒトガミのために息子オルステッドにかけた秘術“転生法”で、その悲願を果たすため太古の時代からオルステッドは存在し続けているのです。
例えると未来から現代に送られてきた、いわばターミネーターのような存在なのです。
オルステッドが父親からかけられた“転生法”について少しくわしく解説します。
秘術“転生法”とは?
転生法とは、自身が死んだ場合もしくは転生から200年が経過した場合に、記憶はそのままで「タイムリープ」できる秘術のこと。
ヒトガミ(人神)討伐という目的を達成しないまま200年迎えると、転生法にて200年分巻き戻されるというもの。
期間や制約はありますが、記憶はそのまま残っているので、その時点からリセットできるんですね。
オルステッドは甲龍暦330年にこの術をかけられているので、甲龍暦330年~甲龍暦530年の200年をずっとくりかえしています。
ちなみにオルステッドはすでに100回以上タイムリープしているようです。
ほとんど反則級の神の力です。
また、その際の記憶や力は持ち越されるため、オルステッドにはゆうに20,000年以上分の戦闘経験と知識があることになりますが・・・
オルステッドの呪い
これだけの反則級の力なので、当然といや当然かもしれませんが、もはや呪いのような副作用も発生します。
転生法の副作用
「術が続く限り常に魔力を消費するため魔力回復が通常の1,000倍遅くなる」
これで!?とも思えますが、魔力を節約する為に常に全力で戦えないようですが。
本来の彼の全力の力ならこの世界ごと消去できる力はあるそうです。
つまり、人ごときが勝てる存在ではないと。
戦いを挑むほうが無謀なんですね・・・
また、オルステッドは「世界のあらゆる生物に嫌悪、恐怖される」呪いを生まれつき持っています。
その為、オルステッドを見たものは恐怖を覚えたり近づこうとしないのだそうです。
ですが、敵意を向けられた所で、無敵のオルステッドに敵う存在などいるはずもありませんよね。
実際にはオルステッド自身は、自身の強さもわかっているので、むやみに挑発に乗ったり軽はずみに攻撃はしかけません。
でもヒトガミ(人神)の使徒と呼ばれる者には容赦がありません。
これは前述した太古からの術をかけられた目的、「ヒトガミ(人神)の討伐」があるが故ですね。
オルステッドの呪いが効かない者も
呪いの副作用によって、あらゆる生物から忌み嫌われてしまうというオルステッドですが、そんなオルステッドの呪いが効かない人物もいます。
オルステッドの呪いが効かない人物
・古代龍族の血を引く者
・異世界人(ルーデウスやナナホシなど)
・異世界人の血を引く者(ルーデウスの子孫たち)
ルーデウスが最初にオルステッドに出会ったとき、ルイジェルドやエリスが恐怖で硬直していたのとちがい、普通に対話していたことからわかります。
また、そのときオルステッドに同行していた仮面の少女(ナナホシ)も例外ではありません。
ナナホシについてはネタバレすると異世界人だからです。(アニメ2期以降で登場し存在が明らかになります)
ルーデウスの子どもたちも血を受け継いでいるのかオルステッドの呪いが効かないようで、オルステッドが子どもたちからイタズラされうれしそうにするといったかわいいエピソードもあります。