【転スラ】ファルムス王国を解説!どんな国?テンペストに手を出した国の末路

<PR>当ブログはアフィリエイトプログラムを利用しています。

今回は、ファルムス王国に注目し、滅亡までの流れをネタバレ込みでくわしく解説していきます!

・いったいどんな国(基本情報)?
・なぜテンペストにケンカを売ったの?
・どんな経緯で滅亡に至ったの?

これらについて解説しています!

アニメでは2期で登場したこのファルムス王国は、厳密にいえば滅亡ではなく、統治者が変わりテンペストの属国となった、というのが正解です。

ですが、この一連の経緯がさすが転スラともいえる、想像を超える人外なやり方でした。

作中のセリフにもあるように「手を出した相手が悪かった」。

まさに身の程を知らず無知が招いた手痛いしっぺ返し。

死ぬほど後悔し、地獄を見る結果となってしまった愚かな国です。

*この記事ではネタバレを含め内容がありますので、気になるかたはご注意を!

転スラの世界の国々

転スラの舞台となるこの世界(基軸世界)の大陸には、多くの国が存在します。

これらの国は、人間種をはじめ亜人や魔物など多くの種族が国家を形成し、互いに友好や敵対し共存しています。

一例を紹介すると、

・魔国連邦(ジュラ・テンペスト連邦国)・・・リムルが治める魔物の国
・武装国家ドワルゴン・・・ガゼル・ドワルゴン(ドワーフ)が治める国
・ファルムス王国・・・エドマリス王が治める国
・神聖法皇国ルベリオス・・・ルミナス教の本拠地(西方聖教会本部)
・イングラシア王国・・・ユウキやクロエら召喚者が数多くいる国
・魔導王朝サリオン・・・天帝エルメシア(エルフ)が治める国

ほかにも、魔王が統べる国(領土)を含め大小さまざまな国家が存在しています。

くわしくはこちらの記事をどうぞ↓

このなかで、主人公リムルの国:魔国連邦(テンペスト)に侵略目的で攻め込み、結果滅亡した国があります。

それが、人間の王エドマリスが統治しているファルムス王国です。

ファルムス王国とは?

人間が治めるファルムス王国は、西方評議会加盟国で西側諸国のなかでもトップクラスの大国です。

人口3000万人の国民と1000万人の自由民で構成され、首都は人口300万人の商業都市マリン。

政治体制は専制君主制の封建国家で、国王エドマリスは他国では「強欲な王」として知られる人物です。

そんな王のもと、この国では身分や地位を尊ぶ貴族の力も強く、権力志向で閉鎖的な思想も根強い特徴があります。

また、ルミナス教信徒も多く、人間至上主義を説く西方聖教会もこの国を後押ししています。

他国とくらべ目立った特産は特になく、地形的に西側諸国と東の帝国や武装国家ドワルゴンとの貿易路の中継地になることもあり、地の利を活かし交易や関税で莫大な利益を得、これが国のおもな収入源となっています。

ファルムスの国力

財政面

ファルムス王国は特産品や鉱山資源を持たないため、おもに観光と貿易税収で国益を得ていました。

特に交易の中継地である利点を使い、西側諸国と武装国家ドアルゴンや東の帝国を行き来する交易品に、高い関税を課して中間搾取することで、手間をかけずに大きな利益を得る構造を築きました。

地理的要因として、大陸中央に危険な魔物が生息するジュラの大森林が存在し、東西をつなぐ交易路がファルムスを経由するルートしかないという状況があったためです。

この漁夫の利ともいえる利益構造は、瞬く間にファルムスを豊かにする一方、高い税を支払わされる近隣諸国からは大いに反発を招いていました。

そんな理由もあり、隣国ドワルゴンのガゼル王などはとくにエドマリス王をあまり良くは思っていないようす。

しかし、ジュラの中心にあるテンペストが安全な国として商人たちにうわさがひろまると、ファルムス王国の状況は一変します。

ファルムス経由にくらべ安く安全に交易ができると、台頭する交易路となりつつある現状は、ファルムスにとって税収減につながる一大事。

国にとって重大な危機を感じたエドマリス王はこれを黙って見過ごすことはできないと、策を練ります。

実は、この一連の騒動にはファルムスにとって不利益となるテンペストの情報を流し、裏で糸を引いていた者がいたことがのちに発覚します。

軍事面

ファルムス王国の軍事的戦力を紹介します。

さすが大国だけのことはあり、確かな描写などはありませんが、おそらく総勢数十万以上はいると推測できます。

即座に召集配備できる数だけでも、

ファルムス王国騎士団:約10,000人
傭兵団:約6,000人
魔法使い:約1,000人
西方聖教会神殿騎士団(テンプルナイツ):約3,000人

これら連合軍、約20,000人が用意でき、これが今回テンペストに向けた主力軍隊となりました。

ほかにも、奥の手ともいえる軍事利用目的で召喚した異世界人や、人類最強の魔法使いラーゼンなどが、この軍事力に加わります。

数では圧倒的な力を誇ります。

【転スラ】ファルムス王国の侵攻から滅亡までの流れ

ある人物からの情報で、近隣であらたに魔物が統べるジュラ・テンペスト連邦国なる新興国の存在を知ったファルムス。

さらに、この国の存在が王国への商人の流入を激減させ、財政を悪化させているという事態を知ります。

この問題を発端に、ファルムスは動きます。

ファルムスの目論み

大国ファルムスに仇なす国がいると知ったエドマリス王は、幹部らとどのように対応するべきかと話し合います。

魔物の国とはいえ、大国ファルムスにとっては恐れるに足りない小国、侵略するなど朝飯前だと高をくくっていました。

しかし、ほっとけばこの問題はやがて王国の存亡にかかわる大事になり得ると、他国へのけん制と私利私欲のためテンペストへ侵攻するべきという声がにわかに上がりはじめます。

あわよくば、テンペストの利益をせしめてやろうと目論んだファルムス。

そこへ自身の地位を高めようと企む西方聖教会大司教レイヒムと大魔法使いラーゼンが、ある秘策を提案します。

ファルムスの愚策

ただし近隣諸国の手前、侵攻するには国として大義名分が必要だと考えたファルムス。

内密にファルムス人(異世界人)をテンペストに送り込み、危害を加えられたという“当たり屋”まがいのウソでケンカを吹っ掛け、侵攻を正統な報復措置だとしたのです。

ちなみに異世界人を差し向けたのは、万が一失敗したときは部外者が勝手にやったことだと言い逃れるためです。

さらに、西方聖教会からも聖騎士団を派遣し、人類にあだなす魔物を討伐する神の粛清(聖戦)であると、一方的にテンペストの民衆を襲いました。

テンペストに侵攻したファルムス

これにより無害のテンペストの国民に100名以上の死傷者がでて、のちに外出中だったリムルの知るところとなったのです。

死傷者のなかにはリムルの秘書シオンもいて、今まで人間と友好的に平和的解決を信条としていたリムルも我を忘れ冷静さを欠くほどでした。

そんな中、古い言い伝えに死者蘇生の方法があると聞き、ファルムスへの報復と死者を生き返らせるため、怒りに火が付いたリムルは動き出します。

一方、ファルムス軍は逃走経路にも兵を配置しテンペストを完全に包囲。しかもテンペストの四方に魔力封じの結界を張る念の入れよう。

もう殲滅目的かのようです。

王エドマリス自ら本軍で指揮を執り、余裕の構えで高みの見物をしていたエドマリス軍は、のちに後悔することになります。

侵攻の終結

結果として、大軍勢で乗り込んだもののリムルの怒りを買ったファルムス王国は、返り討ちに遭います。

ファルムスの布陣に乗り込んだリムルは、発動したスキル『神之怒(メギド)』で、2万人のファルムス兵を戦うことなく次々殺していき、さらに獲得したスキル『心無者(ムジヒナルモノ)』で生き残っていた兵も全滅させます。

この兵たちの魂を使ってリムルは覚醒進化することに。

唯一生かされていたのは、王エドマリス、大司教レイヒム、魔法使いラーゼンの3人のみでした。

大軍が目の前で全滅し、何が起こったのか理解できないエドマリスは、リムルに言い訳をし命乞いをします。

すでに慈悲など与える気もないリムルは、3人を捕虜として連れ帰るよう配下ディアブロに指示し、覚醒進化が始まったことで意識を失ってしまいます。

捕まった3人のその後

その後、魔王へと覚醒したリムルは死者蘇生の儀式を成功させ、シオンなどテンペスト国民を全員生き返らせました。

囚われた3人は、ファルムスの情報をすべて吐かせるため、リムルの指示でシオンの拷問を受けることになります。

唯一リムルから「殺すな」とだけ指示を受けたシオンでしたが、自身が一度殺された恨みもあって、その拷問は死よりも恐ろしい凄まじいものだったようです。

監視役として立ち会っていたヨウムとミュウランも、口にすることもためらうほどだったとか・・・

こんな感じ(肉の塊)になってしまった3人。(生きてます)

【転スラ】ファルムス王国の滅亡と新興国の建国

テンペスト侵攻が失敗に終わり、ファルムス王国の滅亡へのカウントダウンがはじまります。

ざっくり言うと、捕虜となり変わり果てたエドマリス王の返還とあわせて、テンペストからファルムスへ交渉(という名の脅迫)を持ちかけます。

侵攻継続か条件をのみ降伏かの選択を迫られたファルムス。

とはいえ、すでに戦力を失ったファルムスが取れる選択肢は後者の選択しか残されてはいません。

意見は割れますが、賠償金と王の退位をもってテンペストへ謝罪し和解とすることに決まります。

しかし、すべてはテンペスト(ディアブロ)側の目論見どおり。

なぜなら、エドマリス王(レイヒム、ラーゼンも)は、帰国の途中でディアブロに服従を誓っていたからです。

英雄ヨウム爆誕!

その後、王の決定を不服とした貴族たちが内乱を起こしますが、この動きも思惑どおりで、事態の鎮圧に動いたのがテンペストがあらかじめ用意していた英雄ヨウムでした。

見事に内乱を収めたヨウムは、国民の支持を得て新たな王に就任。

これでファルムス王国(政権)は滅亡し、あらたにファルメナス王国が建国されることになります。

しかも、内乱なので形としてはテンペストの侵略ではないので、ファルムス国民からの不満もない。

ほぼディアブロが仕組んだ絵図ですが、これで実質リムルのファルムス王国の国盗りは成功したことになります。

実に優秀過ぎる第二秘書ディアブロ(悪魔)w

まとめ:【転スラ】ファルムス王国を解説!どんな国?テンペストに手を出した国の末路

今回はファルムス王国について、

・いったいどんな国(基本情報)?
・なぜテンペストにケンカを売ったの?
・どんな経緯で滅亡に至ったの?

などをネタバレ込みで解説してみました。

知らなかったとはいえ、欲をかいて手を出した相手が悪かった。としか言いようがありません。

エドマリス王もその後は改心して、新王ヨウムの指南役として終生支えたようです。

一国の王が判断を誤ると取り返しのつかないことになるのはよくわかりました。

とすれば、始めから友好関係を選択したドワルゴンのガゼル王の有能さが浮き彫りになってきますよね。

もっとくわしく知りたい方はぜひ原作で確認してみてください♪

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする