「老後破産」しないためにどうするべきか

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ここ最近、テレビや新聞など多くのメディアで「老後破産」問題について取り上げれられる機会が増えてきましたね。

以前から感じてはいましたが「いよいよか!」と思わざるを得ないタイミングなので、自分なりに対策や備えについて考えてることをちょっとだけ真面目にまとめてみます。

個人的見解もだいぶありますので、異論もあるかと思いますがどうかご容赦を。

いつ書こうか考えていた矢先にジャストタイミングで、つい先日の政府が発表した老後生活費2,000万円必要といった報道がありましたよね。

ニュースを見た時、「とうとう言っちゃったよ。」がわたしの本音でした。

「国にはお金がない!」にも聞こえました。

そのあと、いろいろフォロー的な(なってねえよっ!)報道もされてましたが、政府もなんとか増税の大義名分に結び付けたいんじゃないの、なんて勘ぐっちゃいます。

要は「老後は自分でなんとか生きていってね。でも税金はしっかり払ってね。」ということ。

話を戻しますが、テーマ的に「破産」というワードもある以上、ネガティブな要素が強くなりがちなテーマですが、なるべくじゃあどうする?何か対策をみたいなプラス思考視点で書いてみたいと思います。

「老後は年金でのんびり暮らす」は幻想なのか?

わたしは今現在40代なんですが、あと数十年経つと高齢者の仲間入りをします。

みなさんもご存知の通り、これからさき高齢者となる世代は、国からの老後の生活保障、いわゆる「公的年金」の受給が、若いうちから掛けてきた分の満額受給は期待できない。

いやひょっとするとまったく受け取れないのではないか、とまで言われていますよね。

でも今でさえ、年金の平均受給額は月々17万円だそうです。(個人差はあります)

どうですか?みなさん生活が想像できますか?ぞっとしませんか?

貯蓄などの備えは万全ですか?

もうすでに仕組みが破綻しているとかしていないとか実際のところは分かりませんが、冒頭の政府の発表からしてもあながち的外れでもなさそうな気がします。ほんとうによく聞く話ですしね。

さらにこういう記事もありました。

公的年金があるにもかかわらず、生活保護を受給する高齢者の割合は増えている

2016年度には、生活保護受給世帯全体の半数以上の割合を高齢者世帯※が占めるようになりました。
公的年金の恩恵を十分に受けていると思われる現代の高齢者においても、貧困の問題が明るみに出てきているといえます。
※男女とも65歳以上の者のみで構成されている世帯か、これらに18歳未満の者が加わった世帯

出所)厚生労働省ホームページ「生活保護制度の現状について」https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000164401.pdf

なるほど、言われてみれば人口構成の逆転問題や若者の税金未納など、昨今の社会問題を考えると、ひずみがじわりじわりと我々国民の生活に忍び寄ってきていることだけは間違いないのかと。

日本人である以上、税金を払うのは国民として義務ですし、戦後先進国として経済大国となった我が国の素晴らしいところの、相互扶助の思想の下に成り立っている国なわけです。

でも正直、日々の生活もやっとの背に腹は代えられない生活補助を受けている方々が一部にいるのも確かですしね。

まあ、評論家ぶって政治批判をする気もないのでこれ以上は言いませんが。

明るい話題として、来年2020年は東京オリンピックが開催されますね。国も威信をかけて成功させるでしょう。瞬間的に景気も上向くはず。

おっとその前に消費税増税もありますが・・・。 いや・・たぶん延期はないでしょう・・・。

さらにその先、大阪万博やリニア開業などもありますね。景気回復を望みます。

2025年問題も直近に控えているのはみなさんも知っていますよね。

ちなみに2025年問題とは、俗に「団塊世代」(だんかいせだい)と呼ばれる、戦後復興期に生まれた人数がとくに多い世代のことで、昭和20年代生まれ(現在70歳前後)の方たちを指します。

その「団塊世代」が2025年にはみな一斉に後期高齢者(75歳以上)に達する事によって、介護・医療費などの社会保障費の急激な増加が心配されているという問題のことです。

言い換えれば国内全人口のうち、おじいちゃんおばあちゃんの割合が若者より多くなるということなので、国のお金の使い道がますます制限されるということが問題なのです。

これまで国を支えてきた団塊の世代が給付を受ける側に回るため、医療費、社会保障やその他の課題に政府がどう取り組んでいくかが大きな問題となることが指摘されています。

少子化問題や財政破綻、景気回復の見込みが不透明など、不安定要素が山盛りであるものの、それをおぎなう要素は消費税増税のほかに、政府もいまだ明確に打ち出せていない様子です。

おそらくこれらの要因を発端として今後の状況からして、老後破産が相当な勢いで増えていくと思われます。

ですから先ほども言ったとおり、年金制度の状況も一般庶民にとってはあまりいい方向に向かっているとは言えません。

老後の生活のためのお金が自動的に入ってくるとは決して思わないほうが現実的だと思います。

アベノミクスも含めて今後よほどの社会改革がない限りは、アメリカや諸外国同様ますます格差社会は広がり、老後ということだけでリスクとなる時代が訪れるのではないでしょうか。

では何か出来ることはないのでしょうか?

ここからは「じゃあどうする?」について話を進めていきたいと思います。

40代までの生き方こそが老後を決める!?

その来るべき老後で破産するか、無事に生きのびるかを決めるのは、40代までの生き方次第ではないのかなと最近感じます。50代以上はあきらめろと言っているのではありません。もちろん一概に言えないことも承知してますし、それ以上の年代の方でもアグレッシブな考えをお持ちの方はたくさんいらっしゃいます。

もちろん20代から老後に向けてプランをしっかりと決めて生活をするということができれば理想的でしょう。

ですが、個人的には20代は良いこと悪いこと含めて(犯罪は除きますが)経験値として、恋愛や趣味、自己啓発など人間力を磨いたり人脈を構築することに時間と労力を投資することをおすすめします。

社会では予測不能な事態が次々と起こることもあります。ゲームのようにリセットが利かない事態もあるでしょう。
そんなとき事態を乗り越えていける力とは過去の知識と経験を知恵に変える力だけだと思っています。

その力を持ってそれ以降の時期へのレバレッジをかけたほうがいいのではないかと思います。

きっと労働に対する報酬もほかに比べ高いはずです。(あくまで個人論なので賛否あるかとは思いますが)

たとえば、なにかのスキルを磨いて仕事に活かすとかグローバルな生き方や視野を広げることを望んでいるなら思い切って海外に飛び出してみるのも人生の経験値を上げる一つの手段ではないでしょうか。

あるわたしの友人は20代をバックパッカーで世界中旅して過ごし、その時に現地で知り合った人脈を生かして、帰国後ツアーガイド兼アドバイザーになりました。

彼は個人で事業しているので将来定年もなく、本人はまわりに一生現役と断言して今も世界中を飛び回っているようです。

まあ、彼みたいにアグレッシブに行動するには中々勇気もいりますが。

今の時代、非常識や想定外のことが常識でまかりとおるダイバーシティな時代です。

ズバリ!40代で貯蓄が無いと老後破産へのリスクが極めて高い!?

40代で貯蓄が無いと老後破産へのリスクが極めて高い

いくら必要かと言いますと約1,000万円ほどだそうです。びっくりです。

一般的に40代の家庭を持つ子育て世代は、今を生きることがせいぜいで貯蓄などおよそ出来ない生活をしている世帯は割と多いと聞きます。

そんな方たちには中々ドキッとする内容ですが、実際問題、それなりに収入はあっても住宅ローンや教育資金など支出も比例してあるでしょう。

いずれにしても、よほどうまく生活設計しないと貯蓄に回せないのではないでしょうか。

ということは、今後情勢も変わるとなると資産形成はかなりのハイリスクになりそうです。

さらに不幸なことに、われわれ団塊ジュニア世代は、団塊世代の子供ということで人口比率が年代別で最も高いので、先ほどの2025年問題同様、一気に同年代の老人が増える傾向にあります。

となると老後の仕事探しにも相当な苦労を強いられることになるのは間違いないでしょう。

それは年齢や体力的にも就職氷河期なんてレベルどころじゃないくらいの苦痛を味わうことになるはずです。

その歳で就活はツライでしょうね~。

公的援助(セーフティーネット)は?

老後破産をした場合、生活保護がセーフティーネットになるわけですが、一気に莫大な数の老後破産者が出た場合に果たしてそのセーフティーネットがうまく機能がするかどうかわかりません。
おそらくは減額される、もしくは認定すらされないという恐れも十分にあります。

まさに悲劇的な老後しか待っていない状況なのです。

そうならないためにも40代までの生き方をどれだけ大事にすることができるかが重要です。

リストラをされるような状況や自ら離職するというようなことは極力避けたいものですが、いくら大企業であっても明日はどうなっているか分からない時代です。

会社と一蓮托生するもあなたの人生ですが、土壇場での切羽詰まった急な決断で最悪になる事態だけはなるべくなら避けましょうね。

極力ムダを省き、自分のキャリアを高めることが重要!!

やはり必要経費をのぞきムダを省き支出を減らし貯蓄を増やすことで、老後に備えていくことが間違いなく無難な方法だと思います。

ただしそれを行うためには大幅な生活の見直しというのが必要になってきます。

場合によってはかなりの生活レベルの低下になる可能性もあります。

でも老後破産から逃れるためには仕方が無いことなのかもしれません。

もしそれができないということであるならば、自分の所得を増やす以外に方法はありません。

そのためには40代という一番働きが期待される時期に、自分のキャリアアップを目指すことが大事なんじゃないでしょうか。

会社にとって必要な人材になるだけでなさっさと違う道を探しましょう。
そのためにはかなりの努力が必要となります。しかも的外れな努力をしないことが大事です。

たとえば英語が必要でもない職場なのに英語を必死に勉強したって、ほとんど役に立ちません。

今のキャリアを考えて、そのキャリアを伸ばせる勉強をするのが賢明です。そうすれば所得を増やすことも期待できるでしょう。

まとめ

老後破産は絶対に避けるべき状況です。誰しもそうはなりたくないはずです。

でも悲しいかな一定数は運悪く破産してしまう方もいるんですね。いずれ手を差し伸べられる人間になりたい。そのためにわたしも今、猛烈に精進中です。

むずかしいことはあまり分かりませんが、とにかく今のうちに何かしないといけないんだという危機感というか焦燥感だけは分かります。

「老後破産」は高齢者だけが考えればいいことじゃなく、わたしは子供を持つ親なので老婆心というか親心というか、子供たちや10代20代のこれからの若い世代にこそ、早急に考えてほしい、彼らに何かひとつきっかけになればとも思っています。

くりかえしますが老後破産という不幸な事態にならないためにも、自分のキャリアアップやスキルアップそして貯蓄も、出来ることからやっていくことが重要ですよ。

誰もが素晴らしい老後送りたいですもんね。

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