『タコピーの原罪』感想まとめ 闇が深すぎて重い!?ほんとに面白いの?

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今回は、今ツイッタートレンドにもなっている『タコピーの原罪(げんざい)』について取り上げます。

作品紹介(あらすじ)や感想について世間の反応も合わせてまとめています。

皆さんは『ジャンプ+』という人気のweb漫画アプリをご存じでしょうか?

こちらのアプリで2021年12月から毎週金曜日更新で連載されている注目作品のひとつです。

この作品、何がそんなにバズっているのかというと、登場人物たちの境遇が不幸の連続で、だれも救われていないからです。

全体を通してかわいい絵柄やキャラと展開されるストーリーとのミスマッチがいかにも不気味で、ハッピーエンドのラストが想像できません。

SNS上では読者によっていろいろ考察され盛り上がりを見せていますが、一部では「気持ちが追いつかない」と脱落者も出ているよう。

今後の展開が気になるところではあります。

『タコピーの原罪』とは

まずは『タコピーの原罪』とは?について、あまり情報をお持ちでない方のためにどういう漫画なのか説明させていただくと、

少年誌特有の「努力すれば夢は叶うんだ!」「正義は勝つ!」といった青臭いプロパガンダは描いておらず、青少年に「生きる」ということの厳しさや現実を突き付ける内容なのです。

ダークなドラえもんの世界

ほんとわかりやすく例えるなら「闇が深いドラえもん」という表現が近いのでしょうか・・・

なんにしろ登場人物の誰もが救われていないという・・・

なぜドラえもん?

この話では不動のお子さまアニメ『ドラえもん』をオマージュしている箇所が随所に見られます。

一番わかりやすいのが、主人公を助けようと不思議な道具で奔走する宇宙人・「タコピー」の存在。

東京リベンジャーズのように非現実的なSF、不思議な道具でタイムスリップして過去を何度もリセットできる場面もあり、「ほら、どうせ夢のような展開になるんでしょ」と思われがちですが、

「みんなみんないいな♪叶えてくれる♪」

たしかに作中で主人公の願望は叶うと言えば叶うのですが・・・

ネタバレはしたくないのであまり細かくは書きませんが、どこまでもピュアで性善説思考のドラえもん的救護者の力では、事態の闇が深すぎて善悪のものさしが合っておらず、正確な理解が出来ないのです。

合わせて主人公(しずかちゃん)が、知らず知らずダークサイドに堕ちていく(闇落ち)場面など、もはや現代の“実社会の闇”を象徴しているかのよう。

『タコピーの原罪』は面白い!という表現は正しいのか

ネットで飛び交っているように「胸糞悪くて不快感」「気分悪いけど先が気になる」など読み手の精神状態に大きく感想は左右される作品とも言えますが、ハマると沼になる可能性は大です!

先にも書いたとおり、ノンフィクションか?と錯覚させるような、ベースとなる子供たちを取り巻く環境が、近年社会問題でもある“いじめ”や“毒親”に苦しめられる子供たちの心の葛藤を、少年漫画風に少しファンタジー要素をからめて描いています。

ですが、内容が「辛すぎて重い!」

正直、次の展開を気にさせる魅力はありますが、読後の爽快感などみじんもありません。

『タコピーの原罪』感想まとめ|読者の反応は?

個人的には「いいのっ!?こんなの描いて!いいのっ!?なんか苦しくない?」が、読後の感想です。

少々大げさかもしれませんが、大人でも少し気持ちの整理を要するため、もし未成熟なお子さまがハマるとワンチャン“闇落ち”する可能性もなくはなく・・・

がしかし、作者の意図するこの作品の真のテーマに気付くことができれば「はぁ~~ん♪」と納得できる、いわゆる胸糞気分を回収できるかもしれません。

読者の反応は?

話題になってるから読んでみたけど1話でギブアップや
辛すぎる・・・

重すぎて胸くそ感ハンパない

やっぱりそうですよね・・・

『タコピーの原罪』のあらすじ

あらすじをサラっとご紹介します。(引用)

物語は、タコの形をした宇宙人・タコピーと小学4年生のしずかが出会うところから始まります。窮地を助けてもらったタコピーは、お礼としてしずかを喜ばせようと奮闘します。しかし、人間の世界はタコピーにとってわからないことばかり・・・。
実は、しずかはクラスメートにいじめられており、日に日に追い込まれていました。タコピーは、友達と“仲直り”できるよう協力しますが、その思いも虚しくしずかは自ら命を絶ってしまいます。
なぜ、その行為におよんだのか理解できないタコピーは、母星の“ハッピー道具”を使って、地球に来てからのしずかとの日々を“やり直し”することを決意したのでした。
引用元:animeanime

まとめ

さて今回は『ジャンプ+』というweb漫画アプリで人気の『タコピーの原罪』に注目し、感想などまとめてみました。

この漫画の内容が、広く受け入れられる世の中ってどうなの?という気もしますが、悲劇をエンタメにうまく昇華させている原作者(タイザン5)の腕を信じて今後のラストに注目してみたいですね!

『タコピーの原罪』この作品の是か非かの評価は、読者みなさんのそれぞれの判断に委ねたいと思います。

ちなみにコンプライアンス的に地上波でのアニメ化は難しい気がしますが、

「まだ読んでないけど、話題だしどうしても気になる!」という方は、一度この作品に飛び込んでみてはいかがでしょうか?

新世界がひらけるかも・・・

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