【オーバーロード】フィリップは最後どうなる?アルベドを手にしたい無能と呼ばれた男

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Ⓒ丸山くがね・KADOKAWA刊/『オーバーロード』製作委員会

アニメ『オーバーロード』4期に登場する王国下級貴族のフィリップ。

彼はあろうことか魔導国の使者として王国に訪れたアルベドに一目ぼれし、嫁にしたいと一世一代の大博打を打とうと目論みます。

さらには無謀にも自分が王になろうとまで企むのです。

誰もが予想だにしなかった暴挙が、後に王国滅亡のきっかけを作った稀代の「大馬鹿者」フィリップ。

アニメ4期のひとつのヤマとなるストーリーの中心人物でもあります。

今回はそんなフィリップが無能と言われる理由最後はどうなるのか?についてご紹介します。

フィリップは最後どうなる?アルベドと結婚できるの?

Ⓒ丸山くがね・KADOKAWA刊/『オーバーロード』製作委員会

先に結論から言うと、

アルベドと結ばれたい無能な男は最後は国まで滅ぼし殺された・・・。

です。

そりゃそうでしょと誰もが思いますよね。

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フィリップがなぜそういう確信に至ったのか皆目見当もつきませんが、アルベドは自分に気があり結婚もできるはずと、全く根拠のない自信を深めます。

まさに“お門違いも甚だしい勘違い男”

さかのぼればアニメ3期最後に描かれたカッツェ平野での大虐殺で、戦地に赴いた下級貴族の自家後継者の兄が亡くなり、突如降ってわいた繰り上がり当選。

自分にはほぼ皆無だった次期当主の座が転がり込んできた思ってもみなかったこの好機に、“我が天下”とばかりに浮足立つ気持ちも分からなくもないですが。

とはいえ、あまりに思慮が足らなさすぎと感じます。

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当のアルベドや犯罪組織元八本指幹部のヒルマから担ぎあげられた(詳細は原作読んで)にしても、有頂天になってあれやこれやと画策し、制御不能の暴走状態になったフィリップの末路は誰もが想像に容易いのではないでしょうか?

ほんと奇跡的にフィリップの策が功を奏して(成功して)しまったため、もう後戻りできないところまで王国にとってはこれ以上ない最悪の状況に至ったのです。

ある意味、国の命運をも変えてしまった男、フィリップ。

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なにをしでかしたかについてはくわしく後述しますが、まずは彼の最後どうなったかについて軽く説明します。

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フィリップのやらかした行動(実際本人は何もやってないが)で、平和的に事を進めようとしていたアインズはもちろん魔導国勢は当然敵対とみなし、武力行使に方針変更せざるを得なくなりました。

その結果、王国殲滅やむなしとなったわけです。

分かっていた魔導国との圧倒的な武力差に、当然の如く王国は瓦礫の山と化しました。(王国壊滅)

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その原因を作ったフィリップは、部屋に引き籠り酒におぼれる生活を送っていました。

が、それで終わるわけもなく憤怒に狂ったアルベドがオトシマエとばかりにフィリップのもとへ・・・

モチャラス家領地の領民をすべて惨殺、その光景をフィリップに見せ自分の犯した愚行がどれほどのことだったかを知らしめます。(原作14巻滅国の魔女“エピローグ”に記載)

父からの「身の程をわきまえよ」という忠告も聞かず、死の直前まで

自分は一生懸命努力をした。だが、それら全てが上手くいかなかっただけであり、こんなことをされるような覚えはない。
なぜ誰も自分を助けに来ないのか。全員、卑怯者だ。

と、反省もなくただ自身の不幸を嘆く始末。

もはや救いようがない「大馬鹿者」でした。

なお、原作ではフィリップの処刑シーンは描かれていませんが、フィリップの父親がアルベドに対し「あの馬鹿に皆の苦しみを教えてやってくれ」と頼んでいたシーンが描かれていることや、顔に泥を塗られた形となったアルベドの心中を察すると、相当えげつない方法で処刑されたことは間違いないでしょうね♪

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補足:原作(15巻)では生きているのでは?と匂わせる描写がありますが真相のほどは不明です。

フィリップってどんな奴?「究極の馬鹿」と言われた男の人物像とは

Ⓒ丸山くがね・KADOKAWA刊/『オーバーロード』製作委員会

一連の騒動を起こした中心人物、フィリップはリ・エスティーゼ王国に領地を持つ下級貴族の三男として生まれます。

貴族とはいえ世襲上での三男とは、よほど何かの事情がない限り後継者として地位を得る事はありません。

いわば不測の事態の予備くらいの存在でしかなく、ましてや下級貴族のモチャラス家の三男となれば、ほぼほぼ軍力も財力も乏しい平民に近いくらいの身分です。

ただ、彼にとっては“棚からぼたもち”的なたまたま運が味方についたことが、不幸の始まりだったのです。

先述のとおり、彼の長兄はカッツェ平野での大虐殺で戦死し、次兄は病死という、異例中の異例な不測の事態が起こり、降ってわいた次期後継者の道!

それにより彼は俄然奮起し、長年溜まりに溜まった不満や野心が一気に爆発します。

人物像

本名:フィリップ・ディドン・リイル・モチャラス
身分:リ・エスティーゼ王国の下級貴族「モチャラス家」
年齢:不明
家族:三兄弟の三男
性格:才覚はないがかなりの野心家。異名「身の程知らずの究極の無能」

貴族の一員ではあるものの常識や作法等に無知、そのくせ非常に傲慢かつ自分を有能だと信じて疑わない世間知らず。(厚顔無恥な奴)

そのくせなぜか自分の才に溺れ、愚策で自分の身を危なくしている事に気づけない。

魔導王を手玉に取り魔導国の支配を企んだり、身分をわきまえず一国の宰相レベルの高位のアルベドを妻にする事を目論んで行動を開始するなど。

ヒルマやアルベドからは「貴族としての礼儀や知識が一切欠けた無能」・「馬鹿中の馬鹿」・「知性に欠ける糞」と散々に蔑まれている。

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妻にしようとしている相手から“糞”って・・・

フィリップの暴挙とは?かんたんに一部始終を説明(ネタバレ含む)

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このフィリップの数々の愚かな行動は、あのナザリックの知恵者と言われるアルベド、デミウルゴス、そしてラナーでさえ予想外すぎて驚きを隠せず、ひょっとして裏に彼らでさえ及びもつかないほどのなにか高度な策力があるのではと悩ませてしまうほどでした。(実際はただの愚策です)

ある意味天才!!なのか?

領地内の食糧生産量が下がるなど当主を継いだものの統治はうまくいかず、領民からも蔑まれていました。

そんなある日、彼は同じ新興派閥のヴィアネ・デルヴィとイーグ・ロキルレンにそそのかされ、まんまと踊らされる羽目に。

目を付けたのは、大虐殺の敗戦で疲弊した王国と、ヤルダバオト騒動の影響で疲弊した聖王国を支援すべく、王都に備蓄されていた魔導国の食糧。

「魔導国の食糧が無くなれば自国内の農作物の需要で値段が上がり、魔導国に食糧不足で打撃を与え、あわせて農作物を高値で売り捌けば大儲け!」

「しかも自分は、憎き魔導国に打撃を与えたという功績を挙げた王国の英雄に!」

「財も力も名声もすべて手にし、英雄王として君臨することも夢じゃない!」

結論、魔導国が聖王国に食糧を支援している輸送車(荷馬車)を襲うことで、魔導国を食糧不足に追い込み、領地を含め王国内の農作物の値上げを目論みます。

そもそもフィリップをそそのかしたデルヴィらとしては、襲撃が成功するとはつゆほど思っておらず、失敗したフィリップを見せしめにして反逆者として処刑し、自分らがリーダーに取って代わろうと彼を嵌めたのです。

奇跡的にフィリップの襲撃作戦は成功してしまったため、彼らの目論見はとん挫し、さらにはアインズらですら方針を変えざるを得ない予想外の事態を招く結果を引き起こした一大事件となることに。

ある意味「国堕とし」をやってのけたフィリップ。

まとめ

今回はアニメ4期のひとつのヤマ場となるストーリーの中心人物でもあります、フィリップが作中必至の無能と言われる理由と最後はどうなるのか?についてご紹介しました。

彼の末路(最後)は起こした愚行からみて言わずもがなですが、身の程も考えずただひたすらに自分の野望に忠実に動いたその行動力には頭が下がります。(哀れみを込めて)

Ⓒ丸山くがね・KADOKAWA刊/『オーバーロード』製作委員会

もっともアルベドの肩を抱き寄せ登場するシーンなど「フィリップよくやった!漢だぜ!!」と拍手してしまったほどですが。

アルベドは「ブッコロス!!」となっていたでしょうがw

その代償はあまりにも大きすぎた・・・

アニメ4期で”稀代の馬鹿者”フィリップがどのように描かれるのか楽しみですね♪