2022年7月から放送がはじまったアニメ4期は前回(3期)放送の内容から、原作10,11巻および一部14巻まで描かれる予定です。
そのため劇場版「聖王国編」は原作12,13巻の内容が該当しますので、順番を変えて多少展開が前後するのかもしれませんね。
ということで今回は『劇場版オーバーロード聖王国編』の公開日はいつで、内容はどうなるのかや登場するキャラなど一部ネタバレを含みますがご紹介したいと思います。
【オーバーロード 】劇場版「聖王国編」はいつ?
やはり気になるのは聖王国編の劇場公開日はいつになるか?ということです。
完全新作劇場版制作決定!
描かれるは「聖王国編」。
そのほか情報は続報をお待ちください。#overlord_anime pic.twitter.com/P7TBUy91VO
— オーバーロード/TVアニメ公式 (@over_lord_anime) May 8, 2021
昨年(2021年)にSNSツイッターにおいて劇場版「聖王国編」が製作されていることが明らかにはなっています。
「続報はお待ちください・・・」とされておりファンの期待もがぜん高まりますが、では公開日はいったいいつ頃になるのでしょうか?
書籍の展開の流れ(時系列)でいえば、4期が10~11巻(1部14巻の内容も)の内容ですので、聖王国編を挟むかたちにはなります。
たぶんアニメ放送後に劇場版へつづく流れになるのではと考えられます。
アニメ4期が2022年7月から13話(1クール)で放送されることが決まってますので、早くても10月以降になるはずです。
ですので、2022年末から2023年上旬あたりに公開されるのではないかと期待も込めて予想します。
【オーバーロード 】劇場版「聖王国編」の内容は原作の何巻?
劇場版『聖王国編』は原作小説でいうところの12巻「聖王国の聖騎士[上]」13巻「聖王国の聖騎士[下]」になります。
原作を読まれたい方はこちら↓をどうぞ♪(画像をクリックするとAmazonで購入できます)
・オーバーロード12巻「聖王国の聖騎士[上]」
・オーバーロード13巻「聖王国の聖騎士[下]」
上下巻に渡って描かれる長編となります。
今回は映画となりますので、この上下巻分の内容を2時間ほどでまとめられるのか少し疑問が残ります・・・
細かいエピソードは端折ってかなりテンポよく話が進むんですかね?
もしかすると、アニメ5期での結末回収として持ち越すのかも♪
聖王国編のあらすじ(ネタバレ)をかるく解説!
映画や書籍を読む前に先にざっくりとあらすじ(ネタバレ)、見どころをご紹介します。
まずあらすじは、
巨大な城壁を擁し、長く平和を誇った聖王国を亜人連合軍が突如、襲撃。連合軍の総大将は魔皇ヤルダバオト。残忍冷酷な魔皇によって聖王国は国崩壊の危機に直面する。苦難の民を救うため解放軍が救いを求めたのは聖王国にとって不倶戴天の敵であるアンデッドを王に戴く魔導国。アインズ・ウール・ゴウン魔導王に導かれ聖王国は魔皇ヤルダバオトの討伐に乗りだす。
四万の亜人連合の軍勢に包囲された聖王国。聖王国最強の聖騎士レメディオスの指揮のもと、防衛作戦が実行されるも疲弊した人間軍は亜人の蹂躙を止められない。王としての約束を果たすため、魔導王アインズは魔皇ヤルダバオトとその配下メイド悪魔にたった一人で立ち向かう。そして――紅蓮の炎につつまれた聖王国は救済されるのか――。
といった内容になります。
先に言っておきますが、ざっくりいうと今回のヤルダバオトの聖王国への一連の襲撃は、前回王国襲撃事件(ゲヘナ作戦)の流れと同じくデミウルゴスが描いたマッチポンプのヤラセ芝居の第2弾です。
今回もおおまかには、デミウルゴスがヤルダバオトとなって圧倒的な暴力で聖王国を襲い、窮地に至ったところを、魔導国(アインズ)がそれを救うという流れです。(細かくはアインズの介入など少し入りが違いますが)
ちなみにその目的は最大限他国に魔導国としての力を見せつけ、また恩を売っておくことでいづれ来たるべき時に、同盟または支配が容易になるよう下準備のためという意図があります。
亜人とともにヤルダバオトに強襲された聖王国では、必死の抵抗もむなしく王族が次々と殺されていきます。
自国だけではどうすることも出来ないと知り、他国へ援軍要請のため協力を求めるのですが、以前ヤルダバオトと一戦交えた王国で、ある情報を聞き、聖王国を救える起死回生の力となりうる人物、漆黒のモモンの存在を知ります。
さっそく助力を求めに向かうことになるのですが、ご存知の通りモモン(アインズ)は現在魔導国の軍門に下っている状況。
そこでモモンの力を借りるべく魔導国に向かいアインズに助けを求めます。
いろいろあって、結果としては要請を断られるのですが、のちにアインズは自ら赴き聖王国を救うため力を貸すと一緒に聖王国へ向かうことを提案します。
もちろんこれもデミウルゴスの描いたシナリオのうちのように見えますが・・・。
アインズの王としての矜持と葛藤、そして意図せず打つ手がことごとく不思議と上手く運んでしまう境遇へのはかりしれない恐怖。
しいては神とまで崇められ「なんでだよー」という鈴木悟の素の心の叫びに、もうパロディじみたチートぶりが笑いを誘います。
途中「アインズ死亡説」も流れますが。
読んでいて、何度も「なんでやねん、んなあほなw(訳:なんでだよ、そんなバカな)」と突っ込んでしまったほど。
アインズが聖王国側に参戦し、クライマックスはヤルダバオトと正義のヒーロー・アインズの一騎打ちで締めくくられます。
有能すぎる部下をもったがゆえの上司の必死の奔走ぶりがただただ可笑しくて、重要人物であるはずのアインズがその真意と自分がどう立ちまわるべきかを毎度完全に理解しきれていないという点。(結果はなぜかおみやげがつく上回るほどの成果が上がり、観客総立ちのクライマックスにつづくのですが)
今回、間違いなく主役級の重要な立場の人物が、聖王国聖騎士見習いでアインズの従者となるネイア・バラハです。
彼女の「正義とは?」の心の変化がこの聖王国編のメインテーマとなっているように感じます。
ネイアについてどんな人物かくわしくこちらの記事で紹介してますので、こちらもどうぞ♪
⇒【オーバーロード】ネイアがかわいい♪なぜ人気に?シズと仲良し
もう一人、ネイアと対照的に描かれるのが、聖騎士団長のレメディオスです。
彼女のアインズやネイアに対する不敬な言動が、良い意味でネイアの魅力をより際立たせる効果をもたらしているのですが、なにしろ不快です。
見どころとしては、
ネイアとレメディオス、この2人の異なる性格の女性によって聖王国の行く末は大きく動いていくのですが、その変化は今後魔導国にとって吉と出るか凶と出るのか?
ほかにも
・聖王国を蹂躙する魔皇ヤルダバオト(デミウルゴス)と亜人の軍団
・ヤルダバオトやメイド悪魔(プレアデス・ドッペル)と戦うアインズ
・ネイアが見つけた真の正義とは?シズとの関係
・アインズ死亡説の真相は?
・随所に挟まれている「へぇ~そうなんだ」なオバロうんちくネタもアクセントとなってておもしろい♪
ここらに注目して読んでみてください。
聖王国編の重要人物を紹介
今回登場する人物(キャラ)で重要と思われる人物が何人かいますので紹介します。

聖王国訓練生であり、聖王国編の主人公となる人物。
犯罪者瞳の少女。両親が有名な聖騎士だったので結構腫れ物扱いされてきた。
上司からの度重なるパワハラにもめげずひたむきに職務をこなしている。
団長からアインズの見張りと機嫌を取るようにそばで行動を共にするよう命令され、このことから従者としてそばでアインズの言動を見る内に「彼こそ王の中の王だ」と心酔していき、アインズが正義だと信じるようになっていく。
のちにアインズの狂信者として彼の素晴らしさをまわりに説いてまわり、彼女自身多くの民をまとめていく重要な存在となる。

聖王国最強の聖騎士団長(女)で、レベルだけならガゼフよりも上とも戦闘力はあるが、脳筋といわれるほど策略にかけては副団長(グスターボ)任せという残念なトップ。
また、仕えていた主人(カルカ)や妹(ケラルト)を亡くしたことで精神的にかなり不安定となり、部下に当たり散らすパワハラ上司となり性格がヤバくなった。
わざわざ国を救うために手を貸してくれたアインズに対しても、アンデッドであることから利用するだけしてやろうという誠意のない不敬な言動がみられ、読者からもかなりアンチの多い嫌われキャラ。

“ローブルの至宝”と異名を持つ比類なき美の持ち主。
聖王国女王で第4位階魔法が使えるほどの能力を持つ信仰系魔法詠唱者だが、その事実をわけあって隠している。
器量はあるが優しすぎる性格のため英断できず国内の対立を治めきれていない。
王都襲撃の際、ヤルダバオトに狙われ自身を殴打武器とされ、その惨さは作中でも1,2を争うほどの悲惨な死を遂げたとされる。
⇒カルカの最期がグロい!「カルカ棒」ってなに!?(オバロでグロい死亡キャラまとめ)

聖王国最強の信仰系魔法詠唱者(マジックキャスター)にして、神官団を率いる最高戦力で最凶の存在。
レメディオスの妹でカルカの良き親友でもある。
神の守護の元、正義のためならたとえ誰であろうと容赦なく制裁措置がとれる実は無慈悲な一面もある。
とはいえ姉ほど極端でもなく、比べれば多少理性的に頭は使える。

聖王国聖騎士団副団長で、団長の策略や統率力のなさを見事にカバーし、部下のケアまでする有能なNo.2。
聖騎士団の頭脳として彼の貢献度は計り知れない。

カルカの兄(王兄)。王位を優秀な妹に譲って裏で妹を助ける役回りを自らしようとした優しき兄。
その思慮に長けた器量ぶりは王職にもっともふさわしいといわれていた。
襲撃後、捕虜となっていたが救出され、女王が消息不明後は王代理となり解放軍を指揮しアインズとやりとりをする。
重要なカギを握る人物。
また今回は、プレアデスからシズの見せ場があります。

ナザリックでは戦闘メイド「プレアデス」の一人でヤルダバオトの配下として登場したが、支配権を奪った(という体で)としてアインズの支配下でネイアと行動を共にさせる。
ともにアインズ狂信者ということもあり意気投合し、シズも珍しく人間ながら好意的に感じている。
アインズもそのことを内心喜んでいる。
まとめ
今回は『劇場版オーバーロード聖王国編』の公開日はいつで、内容はどうなるのかや登場するキャラなど一部ネタバレを含みご紹介してみました。
現時点でははっきりと決まっていませんが、アニメ4期終了後にあまり間を置かず公開となる予感はします。
ヤルダバオトの画策で聖王国や亜人種族の運命は、もはや詰んだも同然ですが、いつもながら救世主となるアインズの見事な活躍がみられるのでしょうか?
笑いあり、バトルあり、どんでん返しありのきっと満足できる内容となっているでしょうね♪
公開まで楽しみに期待して待ちましょう。