今回はあやかしトライアングルの歌川画楽(うたがわがらく)のプロフィールや能力、目的についてご紹介します。
有名な画家で取材と称して主人公・祭里たちの通う北彩高校に現れる歌川画楽(うたがわがらく)。
その正体は絵筆の付喪神で、人の姿に扮した“妖(あやかし)”です。
※この記事はあやかしトライアングルのネタバレを含みます。
あやかしトライアングルの歌川画楽(うたがわがらく)のプロフィール!
歌川画楽は原作コミック2巻(12話)に初登場するキャラで、和装にベレー帽と丸眼鏡という特徴的な身なりと飄々(ひょうひょう)としてどこか捉えどころのないお調子者といった印象の男。
職業は画家。
画家として全国を放浪しながら創作活動の旅をしている人物で、その才能は世界的にも有名とのこと。
豪商である月丘ルーシーの父親をはじめ世界中に熱狂的なファンが存在するという。
だが、その実態(正体)は元は有名な絵師の使っていた絵筆で、絵師の死後に妖化して付喪神(つくもがみ)となった“妖(あやかし)”で、シロガネと同じく幕末の世から100年以上生き続けています。
現在では人の姿に扮し人間社会にうまく溶け込んで生活しています。
ただ、最初祭里らの通う北彩高校に訪れた際には、明るく好意的に振る舞っていましたが、すきを見ては祭里たち祓忍やすずらの実力をはかろうと、理由を付けて攻撃をしかけてくるという、何を考えているのかまるで分からない信用できない言動がみられました。
かと思えば、普段は祭里やすずらの関係者にもフレンドリーに接し、敵意はみせていないようす。
とりわけ妖巫女(あやかしみこ)であるすずには、能力の使い方などやさしく助言するなど謎の行動をしています。
ちなみにかつて昔、自分を使っていた画家が大量の猫を飼っていたことから、画楽自身は大の猫好きでシロガネ曰く、「画楽本人の姿・性格には絵筆を使っていた人間の影響が強く出ている」とのことらしい。
そのため画楽にとってシロガネ(ねこだるま状態)は、旧知の間柄にして大のお気に入り。
そのため妖の王であるシロガネとは旧知の仲(自称)で、シロガネはかなり嫌がっているものの、ことあるごとにスキンシップを図ろうと近寄っていきます。
歌川画楽(うたがわがらく)の能力とは?
自身の絵筆で描いたものを具現化させて自在に操る妖術「画現術(がげんじゅつ)」の使い手。
具現化(実体化)した蛸や竜などを使役している場面が作中で描かれています。
画楽の強さ(妖力)や技(術)
妖は「多くの人間に認識され、また信仰される程強くなる」という特性があります。
画楽の場合は、画家として既に多くの人々から注目を集め、ファンも大勢いることから相当の能力(妖力)を秘めていることがうかがい知れます。
スピードを誇る「神速」の祓忍・二ノ曲宗牙ですら対応に後れを取るほど、上回るスピードで描いた絵を具現化する「画現術」に祭里らは何度も苦しめられます。
・画現術「画龍天衝(がりゅうてんしょう)」
作中では、その妖力は既にかつて仕えていた付喪神の王である塵塚怪王(ちりづかかいおう)すらも上回っている。
なんかこのあたり某作品(チェン〇ーマンの悪魔)の設定に似てる・・・
そこまでの能力を持ちながら、妖の王になるべくシロガネを狙ったり、邪魔となる祓忍を始末したりするわけでもなく、まるで目的がはっきりしない画楽です。
歌川画楽(うたがわがらく)の正体は敵か味方か?裏切りはある?
では、彼の目的とはいったい・・・。
妖でありながら人の世で絵を描きながら人間と共存する画楽に、祓忍組合も長いあいだその動向をうかがっていました。
画楽の真の目的には彼の過去が大きく関わっているのです。
歌川画楽(うたがわがらく)の悲しき過去とは
江戸時代末期、高名な絵師の死後に幼い人間(付喪神)として世に誕生した画楽。
とはいえ、身寄りもなく厳しい環境に付喪神としての存在も危ぶまれていました。
画楽が存在し続けるためには唯一必要とされることでしたが、人間からは疎まれゴミ呼ばわり。
必死に生きるために力を使い、やがて盗賊として付喪神の王・塵塚怪王(ちりづかかいおう)の悪の手先に。
そんなとき、ある人物と出会います。
怪王にいいように使われる日々を送っていた矢先、先代の妖巫女である比良坂命依(ひらさかめい)によって怪王は封印されます。
自分に初めて寄り添ってくれた彼女に画楽はすぐに惹かれていきます。
ですが、その後悲劇が起こります。
画楽は命依を失って初めて、自分がどれほど彼女に恋をしていたかに気付きます。
かつて命依から妖巫女は記憶を持ったまま転生できるということを聞かされていました。
それから彼は今度こそこの気持ちを成就すべく、今世の妖巫女と出会うため時代を経て小美呼市にやってきたのでした。
そしてかつて描けなかった妖巫女の絵を今度こそ完成させるために。
そんな画楽にとってかけがえのない存在、先代の妖巫女である比良坂命依(ひらさかめい)の面影を追って現代の妖巫女のすずを求めたというのが真相です。
画楽の裏切りはあるのか?
先に結論からいうと、画楽は祭里やすずにとって裏切りや敵となったりはしません。
上述したようにあくまで彼の目的は妖巫女であるすずから命依の記憶を呼び起こすのが狙いです。
また、画楽自身はシロガネのことを妖の王として認めており、シロガネに妖力を取り戻させふたたび妖の王に君臨してほしいと願っています。
そのために祭里からシロガネの力を封印した巻物を奪おうとしますが。
ネタバレはここまでにしますが、さらに事態は二転三転します。
なかなかシリアスな展開にもなりますが、トライアングルはより複雑に絡まり面白くなっていきます♪
まとめ【あやかしトライアングル】歌川画楽(うたがわがらく)のプロフィールや能力、目的について
さて今回はあやかしトライアングル歌川画楽(うたがわがらく)のプロフィールや能力、目的についてもご紹介しました。
これから画楽のどんな活躍がみられるのか!乞うご期待♪