【呪術廻戦】領域展開の手印の種類と元ネタまとめ!

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今回は呪術廻戦の戦闘シーンで登場する「領域展開」について使用者と種類や元ネタをまとめていきます!

もくじ

【呪術廻戦】領域展開とは?

領域展開は、呪術廻戦における最高峰の技であり、自身の内にある生得領域を現実世界に具現化することで、必中の術式や強力なステータスアップなどの絶大な効果を発揮します。


領域展開は呪術戦において最高峰の境地であり、作中でも扱えるキャラは極めて限られています。

領域展開を発動するには、必ず特殊な手の形・ポーズが必要で、ほとんどの呪術師たちは手印を作るような独特な手の形を作ります。

これらの手の形は、単にかっこつけているわけではなく、この手の形を作る動作が領域展開には欠かせないためです。

【呪術廻戦】領域展開に欠かせない「手印」

領域展開を行う際、術者は必ず独特の手の形(ポーズ)をとります。

これらの手の形は、呪術師の特徴的な掌印に似ており、領域展開を発動するために必要なものです。

各キャラクターは、それぞれ異なる手の形を組んで領域展開を行います。


手印は密教の世界において数千種類以上あるとされ、中でも印母(いんも)という12種類の合掌と6種類の拳(けん)の18種類が基本印となります。

⇒参考元:「やさしい仏教入門」

【呪術廻戦】領域展開の種類一覧


まずは名前のわかっている領域展開の種類一覧をまとめます。

領域展開の名前と使用者

『無量空処(むりょうくうしょ)』 五条 悟(ごじょうさとる)
『嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)』 伏黒 恵(ふしぐろめぐみ)
『坐殺博徒(ざさつばくと)』 秤 金次(はかりきんじ)

『伏魔御廚子(ふくまみづし)』 両面宿儺(りょうめんすくな)
『自閉円頓裹(じへいえんどんか)』 真人(まひと)
『蓋棺鉄囲山(がいかんてっちせん)』 漏瑚(じょうご)
『朶頤光海(だいこうかい)』 花御(はなみ)
『蕩蘊平線(たううんへいせん)』 陀艮(だごん)
『胎蔵遍野(たいぞうへんや)』 羂索(けんじゃく)/偽夏油
『時胞月宮殿(じほうげっきゅうでん)』 禪院直哉(ぜんいんなおや)呪霊

『誅伏賜死(ちゅうぶくしし)』 日車寛見(ひぐるまひろみ)
『彌虚葛籠(いやこつづら)』 レジィ・スター

ほかにも作中で描写がなく名前が不明の領域展開はいくつかあります。

それぞれの領域展開について以下で詳しく解説していきます。

『無量空処(むりょうくうしょ)』使用者:五条 悟(ごじょうさとる)

領域展開の中でも最強クラスとされるのが、五条悟が使用する「無量空処」です。


この領域展開は相手の脳に無限の情報を流し込み、死に至らしめるという効果を持ちます。

領域に引き入れた時点で勝ちが確定するというほどの強力な能力であり、呪術廻戦の中でも最も恐れられる技の一つです。

また、この技の手印の元ネタは帝釈天(たいしゃくてん)であるとされています。

帝釈天は戦闘面で特に優れた能力を持ち、五条悟が呪術師最強とされる設定とも関連しているとされています。

『嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)』使用者:伏黒 恵(ふしぐろめぐみ)

伏黒の領域展開の名称は「嵌合暗翳庭」といいます。

この領域展開の効果は、伏黒の術式である十種影法術の能力を120%引き出すことです。

未完成であるため、今後新たな効果が追加される可能性が高いとされています。

伏黒の領域展開の際に用いる手印の元ネタは、薬師如来(やくしにょらい)です。

薬師如来は、十二神将を従えるとされ、この中には「摩虎羅(まこら)大将」と呼ばれる神将が含まれています。

摩虎羅大将は、十種影法術の最強の式神である「八握剣異戒神将魔虚羅(やつかのつるぎいかいしんしょうまこら)」の元ネタになっていると考えられます。

『坐殺博徒(ざさつばくと)』使用者:秤 金次(はかりきんじ)

秤の領域展開は「坐殺博徒」と呼ばれています。


この領域は、パチンコ台をモチーフにしており、秤が攻撃するたびにリーチがかかり、1/239の確率で大当たりが出ます。

大当たりを引いた秤は、呪力の無制限化や全自動反転術式といった強力なボーナスを獲得することができます。

この術式自体は無害であるため、発動が速く、領域の押し合いにも強い特徴があります。

また、発動の際に使われる手印の元ネタは弁財天(べんざいてん)であるとされています。

七福神でよく知られる弁財天は、お金を司る神であり秤の名前に「金」という漢字が含まれていることや、坐殺博徒がギャンブルをモチーフにしていることに関連していると考えられます。

乙骨憂太(おっこつゆうた)の領域展開

乙骨の領域展開の名前や効果については不明です。

しかし、死滅回游の仙台結界での戦闘(原作20巻)において、乙骨は領域展開を使用したことは明らかになっています。ちなみにその戦闘では、乙骨と石流、烏鷺の3人同時に領域を展開していますが、黒うるしの邪魔が入り全員の領域が崩壊してしまいました。

乙骨の領域展開に使われた手印の元ネタは、荼吉尼天(だきにてん)であると考えられます。

荼吉尼天は人を食べる女夜叉の怖ろしい神であり、乙骨の術式「模倣(コピー)」の発動条件が、対象の血肉を取り込むことと関係していると考えられています。

『伏魔御廚子(ふくまみづし)』使用者:両面宿儺(りょうめんすくな)

宿儺が使用する領域展開の名前は「伏魔御廚子」です。


この領域は、宿儺が操る無数の斬撃で領域内の物体を切り裂く効果があります。

宿儺は、この領域を半径200メートルまで拡大することができ、その結果、呪術廻戦14巻では渋谷一帯が壊滅的な被害を受けました。

宿儺の領域展開に使用される手印の元ネタは閻魔天(えんまてん)であり、閻魔天は恐怖を感じさせる神様として知られています。

宿儺もまた、公式ファンブックによると人々から恐れられていた存在であったため、閻魔天との関連性が考えられます。

『自閉円頓裹(じへいえんどんか)』使用者:真人(まひと)

自閉円頓裹は、真人が使う術式「無為転変」を確実に当てる領域です。


この術式は魂や肉体を自在に変形させることができ、正確に当てれば勝利が確定する必殺技です。

したがって、自閉円頓裹に閉じ込められた人物は死を逃れることはできません。

この領域展開の手印は、弥勒菩薩(みろくぼさつ)からインスピレーションを得たものとされています。

弥勒菩薩は、現在も天界で修行中で将来的にブッダとなるとされる存在で慈悲の神です。

真人が成長していく姿と弥勒菩薩の修行僧であることが関連していると考えられます。

『蓋棺鉄囲山(がいかんてっちせん)』使用者:漏瑚(じょうご)

蓋棺鉄囲山は漏瑚が使う領域展開で、術式を強化し必中にする効果を持っています。

この領域は火山のような生得領域であり、漏瑚のステータスや術式(例えば溶岩石をぶつけるなど)がより強力になります。

もし蓋棺鉄囲山の中に引き入れられた場合、一般的な術師であれば焼き死んでしまうとされています。

蓋棺鉄囲山の手印は、大黒天(だいこくてん)からインスピレーションを得たものとされています。

大黒天は豊穣を司る神であり、漏瑚の生まれた呪いが大地への恐れから生じたことと、共通点があるとされています。

漏瑚の外見もどことなく大黒天に似ているため、この領域展開の手印は大黒天に由来していると考えられます。

『朶頤光海(だいこうかい)』使用者:花御(はなみ)

花御の領域展開は朶頤光海といいます。

作中では虎杖や東堂との戦いで発動しようとしましたが、五条によって発動直前に妨害を受け、その後は発動することなく渋谷事変で五条に祓われてしまいます。

なのでどんな領域なのか、発動のための手印も術式効果も不明のままです。


おそらく花御が植物をモチーフにしていることから、森というか樹海のような領域ではないかと考えられます。

また、花御は領域展延という相手の術式を中和する力も使用可能で、この力はシン・陰流の簡易領域と同じ効果を持ち、五条のような接触不可能な相手にも攻撃を当てることができます。

『蕩蘊平線(たううんへいせん)』使用者:陀艮(だごん)

陀艮が使う領域展開の名前は「蕩蘊平線」で、この領域展開は作中で何度も登場していて、リゾートビーチのような海がモチーフとなっています。


この領域内では術式「死累累湧軍(しるるゆうぐん)」で召喚した式神を必中にする効果があります。

陀艮が召喚可能な式神は無限であるため、この領域展開に閉じ込められてしまうと、必中効果を打ち消す手段がない限り、まず勝機はありません。

作中では、渋谷事変で禪院直毘人(ぜんいんなおびと)の投射呪法によって、手印を結ぶことができず代わりに自身の腹の上に呪印を描くことで領域を展開しました。

また、蕩蘊平線の呪印の元ネタは宝袋であることが単行本に記載されています。宝袋とは、その名の通り様々なお宝が入った袋のことであり、蕩蘊平線の中で海から様々な種類の式神を召喚している点が、宝袋に様々な種類の宝が入っている点と関連していると考えられます。

『胎蔵遍野(たいぞうへんや)』使用者:羂索(けんじゃく)/偽夏油

羂索の領域展開は、「胎蔵遍野」と呼ばれていますが、その効果は明らかにされていません。

手印は反叉合掌(ほんしゃがっしょう)という左右の手の甲同士を背中合わせにしてつけ、指を互いに組み発動します。

通常、領域展開の手印は何らかの神様に由来していることが多いですが、羂索の場合は該当するそのような神様が存在しないため、やや特殊と言えます。

これは羂索の複数の術式を所持していることが関係しているためと考えられます。

『時胞月宮殿(じほうげっきゅうでん)』使用者:禪院直哉(ぜんいんなおや)呪霊

覚醒した真希によって禪院家が滅ぼされたあと呪霊となった直哉の領域展開「時胞月宮殿」は、生前よりはるかにパワーアップした領域内の人物に対して細胞レベルで投射呪法を強制する効果があります。

この領域内にいると、細胞が1秒間フリーズし、体から血を流して倒れることしかできません。

時胞月宮殿の手印は、容姿端麗で芸事に秀でた天女の伎芸天(ぎげいてん)から着想を得ているとされています。

直哉が女性を見下している設定や、領域内に子宮を模した物体が存在することともなにか関係しているかもしれません。

『誅伏賜死(ちゅうぶくしし)』使用者:日車寛見(ひぐるまひろみ)

日車寛見の領域展開は「誅伏賜死」と呼ばれ、相手を裁判にかけることを強制する領域です。

この領域内で有罪判決を受けると、術式の剥奪や処刑人の剣が与えられるなど不利な状況に追い込まれます。

日車は天才弁護士であり、裁判に後攻で陳述できるため、この領域内で無罪を勝ち取ることは非常に困難であると言われています。

ただし、この領域を発動展開するための手印は確認されておらず、日車の術式には領域がデフォルトで備わっているため、手印なしでも領域を展開できる可能性があると考えられています。

『彌虚葛籠(いやこつづら)』使用者:レジィ・スター

レジィ・スターの領域展開「彌虚葛籠(いやこつづら)」は、シン・陰流の「簡易領域」の原型となった技です。

手印は、両手を指で組んで前に突き出す形で発動します。

彌虚葛籠は相手の領域を中和し、必中効果を打ち消すことができます。

しかしながら、この技は漏瑚や花御が使用した領域展延とは異なり、術式そのものを無効化することはできません。

そのため、術式の性能を引き出すだけの効果しかなかった伏黒の不完全な領域展開とは相性が最悪でした。

伏黒の一瞬の隙を突かれて攻勢をかけられ、レジィは伏黒に敗北してしまいました。

ほか領域展開使用者:石流龍(いしごおりりゅう)・烏鷺亨子(うろたかこ)

石流と烏鷺の領域展開の名前や効果については不明です。物語の20巻では、乙骨、石流、烏鷺の三人が同時に領域展開を行った結果、三つの領域が崩壊する様子が描かれています。


ただし、石流の領域展開の手印が孔雀明王(くじゃくみょうおう)に由来していることは描写から明らかになっています。
孔雀明王とは、その名の通りクジャクをモチーフにした神であり、おそらく石流の領域展開もなんらかの要素が関係していることが考えられます。

また、烏鷺の領域展開の手印は深沙大将(じんじゃだいしょう)に由来していることは描写から明らかになっています。

深沙大将とは、多くが子供の体に憑依した裸身の姿で描かれた神であり、おそらく烏鷺が現代人に受肉したことを「黄泉返り」と喜んでいる点や、烏鷺の裸の姿となにか関係していることが考えられます。

ほか領域展開使用者:九十九由基(つくもゆき)

特級呪術師である九十九由基もおそらく領域展開はできると思われますが、作中では登場しません。

作中で彼女の弟子である東堂葵に簡易領域を教えたという記述があるため、日下部や三輪が使う「シン・陰流」のような簡易領域は使えるようです。

ただし九十九由基に関しては、術式「星の怒り(ボンバイエ)」という攻撃に仮想の質量を付与する高次元の技を持っているので、どちらかといえばパワー重視の戦闘スタイルのようです。

さいごに:呪術廻戦に登場する領域展開の手印の種類と元ネタまとめ!

現在、領域展開には手や指の動きが必要なものが多くあります。ただし、印を結ばなければ妨害することができるため、スピードや手数で対応したり、手を切り落としたりすることで阻止することが可能です。

しかし、五条悟のように実質的に妨害が不可能な術師や、手で印を結ばない呪霊など例外もあります。

領域展開には、それぞれのキャラクターの個性が強く表れています。

単にカッコいい語感がいいものではなく、言葉や漢字には深い意味が込められています。

領域展開を理解することで、呪術廻戦という作品をより深く楽しむことができるでしょう。

五条悟や漏瑚、真人などの領域展開には、仏教関連の用語が散りばめられています。

これは、作品において仏教が重要な役割を果たしている可能性があることを示唆しています。

ただカッコいいだけではなく、深い意味が込められた領域展開には、作品におけるキャラクターの個性や世界観が表れていると言えます。

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