【薬屋のひとりごと】羅門(ルォメン)の正体は宦官!?猫猫の養父と後宮の過去の関係とは!

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今回は「薬屋のひとりごと」に登場する羅門(ルォメン)について、彼の正体や過去の経歴、そして猫猫の養父となったいきさつなどをくわしく解説します。

医者として優秀な人材だった彼が、不遇の身の上となった経緯を明らかにします。

*この記事ではネタバレを含む内容がありますので、気になる方はご注意を!

【薬屋のひとりごと】羅門(ルォメン)の正体は宦官!?

作中では序盤から登場する羅門は、主人公・猫猫(マオマオ)から“オヤジ”と呼ばれ一緒に生活する存在です。

おだやかな物言いで、とても優しそうな人物として描かれています。

あるとき、お使いの途中で人さらいに遭い、不幸にも後宮へ売り飛ばされた猫猫。

やがて、数か月ぶりに彼の待つ自宅へ里帰りするシーンがありますが、あたたかく迎え入れる彼や安心しきった猫猫の表情から、彼らの関係がなんとなく想像できます。

猫猫の養父・羅門(ルォメン)とは?

名前:漢羅門(カン・ルォメン)
年齢:40歳過ぎ
性別:男性
特徴:ある身体の事情で老婆のような見た目。片足を引きずっている。
職業:花街の薬師

宦官:去勢された男性。元宦官→宮廷医官。先皇太后の宦官。

羅門は、花街で薬師を営む薬屋(兼医者)です。

彼は猫猫からは「おやじ」と呼ばれていますが、実の親子ではなく養父です。

もともと優秀な薬師(医官)だったこともあり、昔から猫猫に薬の知識を教えていました。

男性ながら老婆のような見た目で、足が悪く杖をついて生活しています。

羅門の若い頃

羅門は、国では名家だった「羅の一族」の生まれだったこともあり、若い頃から学問を身に付け、医学を学ぶため西方へ留学していた経験もある優秀な人物。

やがてその腕が宮廷の目に留まり、医官として将来を有望視され後宮務めとなります。

それから身に付けた知識でいかんなく医療の腕を振るい、後宮専属の医官として皇族や妃からとても信頼されていた羅門。

医官となったちょうどその頃、皇族に起こったある事情から、当時の皇太后の命で宦官となることを余儀なくされました。

これにより、男性機能を失い、物腰のやわらかいやや女性のような見た目となっていきます。

自身の血を継いだ子を作ることはできなくなったものの、後宮医官としての名声を手に入れます。

羅門の過去は失態の罰を受け追放された後宮医官だった!

今から十数年前、先帝の妻(皇后)と、当時の東宮(現皇帝)の妃だった阿多(アードゥオ)妃の出産が重なり、羅門も医官として分娩に立ち会うことになります。

阿多妃を診ていた彼は、皇后の出産が予想外の難産で、急きょ皇后のほうの処置につくことに。

医官が不足するなか、なんとか皇后も阿多妃も出産を終え2人の東宮が無事誕生したのですが、じゅうぶんな処置がされなかったことで阿多妃は子宮を失います。

さらにその後、阿多妃の子は原因不明の病で亡くなってしまいます。

この責任を、なんと羅門が追わされる羽目になり、失態の責任として刑罰を受け、後宮から追い出されてしまうのです。

肉刑というひざの骨を抜かれ歩けなくなるという酷い罰と身分の剥奪、さらに一族までもが立場を追われ、実質「羅の一族」は羅門の大罪の汚名を着せられ没落してしまいます。

のちにこの東宮の謎の死の真相は、十数年後の猫猫がかかわったある事件で解明されることになります。

【薬屋のひとりごと】羅門(ルォメン)のその後

後宮から追放された羅門は、その後流れ着いた花街で、老舗妓楼「緑青館」の妓楼主やり手婆の世話のもと、生活しながら薬師として仕事をするようになります。

「緑青館」にはある過ちから店に多額の借金を作り、精神を病み借金返済のため方々で身体を売った挙句、病を患い命もわずかなある1人の妓女(鳳仙)がいました。

さらにその妓女には幼い娘(猫猫)がいて、自分にとても縁のある子だと分かったため、その幼女を自分の娘として育てていくことにしたのです。

なぜ羅門は猫猫の養父になったの?

羅門が猫猫を育てていくことにした縁とは、どういうことなのでしょうか?

それは、この幼女の父親が羅門の甥(羅漢)で、病の母親が緑青館の元人気妓女(鳳仙)だったと知ったからでした。

先のとおり、羅門は自分の失脚が原因で一族に迷惑をかけてしまったという負い目を感じており、羅漢もその1人でした。

つまり、羅門と幼女(猫猫)は伯父と姪という身内であり、彼としては肉親のいない姪を不憫に思ったというわけです。

また、その姪の母(鳳仙)が世話になっている緑青館に損害を負わせた原因も、羅漢が犯したことによるものだったことから、少なからず償いの気持ちがあったのではと考えられます。

さいわい猫猫は、父親代わりの羅門のほか、緑青館の店主や妓女たちの世話もあり、少し(かなり?)変わった性格ながら、優しい子へと成長しました。

羅門はふたたび後宮へ復帰する

作中、「後宮とは因果だねえ・・・」と、後宮へ入った猫猫になにやら思いを巡らすシーンがあります。

先のとおり、羅門にとっては後宮は全てを失った因縁の場所。

今でも恨みがあるのかは不明ですが、ほかにもなにか謎がありそうです。

そんな羅門ですが、とある問題がきっかけで猫猫の推薦で、追放された後宮へふたたび医官として復帰することになるのでした。

羅門によって無事に問題は解決します。とはいえ、後宮には羅門の過去を知る人物もいて、なかなかすんなりとはいかない現状のようです。

まとめ:【薬屋のひとりごと】羅門(ルォメン)の正体は宦官!?猫猫の養父と後宮の過去の関係とは!

今回は羅門の正体や過去の経歴、そして猫猫の養父となったいきさつなどをくわしく解説しました。

医者として優秀な人材だった彼が、不遇の身の上となった経緯や後宮との因縁。

羅門の今後の行方に期待が高まります。

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