呪術廻戦に登場する狗巻棘(いぬまきとげ)は、都立呪術高専の2年生で主人公・虎杖らの先輩です。
彼の特徴はなんといってもセリフが“しゃけ”や“おかか”といったおにぎりの具ということ。
呪言師の家系の末裔であることから、普段は口元を覆っていて、会話のすべてをおにぎりの具だけで行うという個性派キャラです。
今回はそんな狗巻棘が発するセリフがおにぎりの具である理由やそれぞれの意味についてまとめていきます!
狗巻棘はなぜセリフがおにぎり(の具)なのか?
棘くんかわいい #呪術廻戦 pic.twitter.com/xulyubKBn4
— 。りおん ?? @仙台 (@ghoul_785) January 22, 2021
初登場(アニメ第5話)で、狗巻のことを伏黒が釘崎に「呪言師で語彙がおにぎりの具しかない」と説明をしているように、普段の会話シーンでは「しゃけ」「おかか」「ツナマヨ」というおにぎりの具しかセリフをしゃべらないため、作中で彼の性格や心情を理解するのは少しむずかしいです。
しかし、セリフをよーく聞いていると具の数が何パターンかあるようで、前後の会話から察するに一応法則性があることがうかがえます。
狗巻棘のセリフのおにぎり種類一覧
呪術廻戦の【#狗巻棘(いぬまきとげ)】って『潰れろ‼️』みたいな動詞を日常で言うと呪言になって皆んな危ないから、おにぎりの具の名前を会話に使ってたのね🙀🍙✨
確かに『シャケ』はOKだけど『サケ(裂け)』はアウトだわw#呪術廻戦 pic.twitter.com/GIl94itxw9
— 恐山にゃる🍎怪異を歩く🍎愛だろっ、愛っ。 (@f0fWi5QJdawFdJ5) February 23, 2022
作中で狗巻が発したおにぎりの具の数は、数えてみると9種類で成り立っているようです。
その種類がこちらです。
・しゃけ
・おかか
・ツナ
・ツナマヨ
・こんぶ
・すじこ
・高菜
・明太子
・いくら
これらを多少アレンジしたりして会話のなかで上手に使い分けているようです。
おどろくのは会話の相手(パンダや真希、伏黒ら)が普通に理解できていること!?
付き合いの長さからくるものなのかは今のところ不明ですが、虎杖も言ってましたが「いやっ!わかんのかよ!?」と思わずツッコまずにはいられないです・・・
狗巻棘の能力『呪言』とは
呪言師 #狗巻棘
おにぎりの具しか語彙がないから
会話頑張って#劇場版呪術廻戦0 #呪術廻戦 pic.twitter.com/zpDalLRs66— 『呪術廻戦』アニメ公式 (@animejujutsu) October 2, 2022
別に狗巻が言語を知らないとか悪ノリでしているというわけではなく、どうやらこれにはちゃんとした理由があるようで、日常生活で最小限に語彙を絞っているのは、自らの能力である呪言を不用意に発動させないためなのです。
ちなみに呪言とはその名のとおり、呪いがこもった言葉を発することで、対象者は強制的にその言葉のまま影響を受けるという呪術です。
たとえば「動くな」と言えば動けなくなるし、「吹き飛べ」と言えば吹っ飛ぶという、使い方によってはとても恐ろしい武器となるのです。
そのため容易に発することはとても危険で、狗巻は生まれつきこの呪言を持っていたことから辛い過去を経験していました。(パンダ談)
最初は単なる作者の悪ふざけのキャラ設定かと思っていましたが、想像するとちょっと笑えない境遇ですよね。
極端な話、「死ね」と言えば相手はそうなるわけで、「こんなの反則級のチートじゃん」と一見すると思えますが、簡単に使えないのはそこは呪術の恐ろしさで、発した本人にも相当のダメージ(負荷)がかかるものらしいです。
狗巻棘のセリフのおにぎりの具の意味一覧
では気になる「おにぎりの具」の意味をそれぞれ解説していきます。
公式でも原作者の芥見先生によって「しゃけ」は肯定、「おかか」は否定と明かされていて、この2つの具に関してはたしかに作中での彼の会話の内容から通じるものばかりでした。
しかし、それ以外は明らかにされていません。
ただ、その時の会話の流れからニュアンスですがある程度の意味は推測できそうです。
意味が確定した具
「しゃけ」:了解やそうだねといったイエスの意味で、肯定的な発言全般で使われる。
狗巻棘翻訳シリーズ
33話:怒りのおさまらない野薔薇に対しての「しゃけしゃけ」→「もう許してやれって」 pic.twitter.com/TH7FVJTzma— 呪術廻戦情報まとめ (@jjkaisenfellow) May 15, 2021
*激しく同意する場合は「しゃけしゃけ」とくりかえす
「おかか」:ダメや違うよといったノーの意味で、否定的な発言全般で使われる。
意味が不明な具(推測)
「ツナ」:危険でヤバいといった意味やヤバいから逃げようという呼びかけなどの意で使われる。
「ツナマヨ」:「ツナ」の意味を強調する最上形で本当にヤバいという意で使われる。
「こんぶ」:なんなんだ?といった意味やどうして?といったやや否定的な返答のシーンで使われる。(汎用性が高いイメージ)
「すじこ」:ところでやもういいよといった話題に対しての意見(汎用性が高いイメージ)
狗巻棘翻訳シリーズ
54話:呪術甲子園で塁に出た時の「すじこ」→「イェーイ」 pic.twitter.com/6V1veetbNh— 呪術廻戦情報まとめ (@jjkaisenfellow) May 19, 2021
「高菜」:大丈夫だ!や大丈夫か?といった心配や気遣いの意味で使われる。
狗巻棘翻訳シリーズ
0巻第2話乙骨のケガを心配した時の「高菜」→「大丈夫か?」 pic.twitter.com/Tx5DWTerIv— 呪術廻戦情報まとめ (@jjkaisenfellow) May 5, 2021
「明太子」:油断するなよ!や気張っていくぞ!といった気合を入れたり鼓舞する意味で使われる。
「いくら」:とりあえず・・・といった話題を変える際や、気持ちを切り換える意味で使われる。
ほかにもアレンジとして、「しゃけ。いくら。明太子!」というトリプルコンボな使い方もされ、シーンの流れから意味はおそらく「おっしゃ!とりあえず気合入れていこう!」といったニュアンスで使われる場合も。
あくまで会話の前後の文脈や映像の感じから推測したものなので絶対ではないですが、あてはめてみるとなんとなく意味は通じます。
こんぶやすじこに関しては、いろんな状況で使われていてとても汎用性が高い“具”な気がします。
ほかのどれにも当てはまらない場合、これを使うという風に。
いずれにしても、狗巻の登場シーンはもちろんセリフのあるシーンが限られているため、ひょっとするとほかの具もあったりする可能性もゼロではないような・・・
狗巻棘の登場シーンの動画
皆さんに狗巻のセリフを実際に確認いただける動画がこちら↓
よーく聞いてみると、同じ具でもイントネーションを変えていることがお判りいただけると思います。
たぶん意味も違うんでしょうね。
まとめ:【呪術廻戦】狗巻棘がおにぎりで話すのはなぜ?セリフの具(しゃけやおかか)はどんな意味?
今回は呪術廻戦の人気キャラ、狗巻棘が発するセリフがおにぎりの具である理由やそれぞれの意味についてまとめてみました。
おにぎりの具しかしゃべらないなんてとてもミステリアスで個性的な特徴ですが、理由や具が意味する内容がわかれば、彼に共感できる方も増えるのではないでしょうか。
それにしてもこんな発想よく思いつくと思いました。原作者・芥見先生の想像力にはおどろきです!