漏瑚(じょうご)の死亡シーンは呪術廻戦の何巻にある?死因や最期のシーン解説

今回は「呪術廻戦」のキャラ特級呪霊の漏瑚(じょうご)に注目し、死亡シーンや収録巻について解説していきます。

初登場で夏油やほかの呪霊と街中にあらわれた漏瑚は、レストランで従業員や客を一瞬で燃やし尽くす騒ぎを起こし、不気味な存在感を放っていましたが、どこか愛嬌もある個性的なキャラの印象があります。

のちの渋谷事変で宿儺との一騎打ちの末、命を絶つのですが、作中で登場する多くの呪霊のなかでも派手な戦闘シーンで強さを見せつけ特に人気のある存在でした。

そんな漏瑚の作中での活躍や死亡までの経緯をたどってみます。

【呪術廻戦】漏瑚が死亡した最期のシーンは何巻にある?

頭が火山というまるで出オチのようなコミカルな見た目ながら、人間が大地に抱く恐れから生まれた呪いの漏瑚。

宿儺を除き登場する呪霊のなかでは、総合的な能力で判断して間違いなく最強クラスの呪霊です。

そんな漏瑚の死亡シーンは、呪術廻戦の14巻(116話「渋谷事変34」)に収録されています。


作中では、渋谷事変の最中で宿儺との決死の戦いに敗れ最期を迎えるのですが、かっこいい戦闘も含め漏瑚というキャラの魅力がふんだんに描かれた場面といえるでしょう。

呪霊なのですが、仲間との固い絆や仲間の死に憤るといったある種の人間ドラマが描かれ、仲間とかかげた野望のために絶対に勝てない相手に挑み、そして夢やぶれ散っていく男の感動シーンでもあるのです。

【呪術廻戦】漏瑚が死亡した理由や死因は?


呪霊でありながら、自分たちこそが人間らしいという考えの漏瑚。

理想を求めこの世を呪霊が支配する世界に変えるために、偽夏油と手を組み動いていました。

漏瑚にとっては五条悟さえいなければ、あとは宿儺の器(虎杖)を見つけ宿儺をうまく懐柔できれば、目的を果たせると踏んでいました。

しかし結果として、五条は無事(?)封印できたものの、まさかの宿儺にやられて終わるとは予想外でした。

しかも最期は火炎攻撃を得意とする自分が、火に包まれて死んでいくというなんとも皮肉な終わり方。

渋谷事変で五条と交戦

五条の獄門彊封印前、漏瑚と花御そして脹相は、副都心線ホームに五条をおびき寄せその場に足止めします。そこで3人は人質をたてに五条と戦いを始めます。

漏瑚にとっては五条とは2度目の対決ですが、今回はあくまで時間稼ぎの役目で仲間もいると、やや余裕を見せます。


しかし、五条の圧倒的な力の前に花御は一瞬で祓われ、漏瑚も脹相もまるで歯が立ちませんでしたが、なんとか時間稼ぎには成功し、あらわれた偽夏油をみた五条が一瞬ひるんだスキに獄門彊に五条を封印します。

仲間(花御・陀艮)の死亡後、直毘人・七海・真希を圧倒

直毘人班(禪院直毘人・七海・真希)と交戦中の特級呪霊・陀艮(だごん)は、成体に進化し領域展開を発動するも1級揃いの呪術師に苦戦を強いられます。

さらに突如現れた伏黒甚爾(の亡霊)になすすべなく陀艮は瞬殺されてしまいます。

陀艮の死を察知し、駆けつけた漏瑚が3人の前に現れ、陀艮を看取ったあと怒りに震えた爆炎攻撃で、直毘人班3人を一瞬のうちに焼き払い格の違いを見せつけます。

虎杖に宿儺の指を飲ませる

偽夏油とある約束を交わし、手を貸すも裏切られた元夏油一派の美々子と菜々子は、宿儺に望みをかけ先の脹相との戦闘で敗れ意識を失っていた虎杖を見つけ、持っていた宿儺の指(1本)を飲ませ宿儺を呼び出そうとしていました。

仲間が次々と敗れ少しずつ焦りを感じるなか、突然宿儺の気配を察知した漏瑚は、その場に向かい現場を目撃します。

漏瑚もこうなればもう宿儺に頼るしかないと、偽夏油からあずかっていた宿儺の指(10本)を、一気に虎杖に飲ませてしまいます。

多くの指を一度に飲まされた意識のない虎杖は、さすがに宿儺の力を抑えきれず、宿儺が顕現します。

ところが、けた違いの邪気に圧倒され、その場にいた美々子と菜々子はおろか漏瑚までもが恐怖で身動きがとれずにいます。

「頭が高い」と宿儺はひざまつかせ恐怖で固まる3人にたずねます。

宿儺は自身を顕現させた理由を聞くと、身の程を知れとばかりに美々子と菜々子を瞬殺。

つぎに格の違いを見せつけられ状況を悟った漏瑚も、さすがに身の危険を感じながら「力を貸すから仲間に」と宿儺に提案します。

宿儺と一騎打ちの末に死亡

この世を呪霊が支配する世界に変えたいと望む漏瑚は、宿儺の力を使えば可能と考えていました。

漏瑚は当然宿儺の目的も同じで誘いに必ず乗ってくるはずと読み、手を組む話を切り出しますが、必要ないと宿儺に一蹴されます。

まったくその(手を組む)気はないという宿儺の意外な返事に、「!?」とあっけにとられる漏瑚。

すると、逆に宿儺から「(自分と戦い)もし一度でも攻撃を当てることができら呪霊側につく」という条件を提示され、断っても敗れてもどのみち無傷ではすまないどころか“死”は免れないと覚悟した漏瑚は、一縷の望みをかけ全力で一騎打ちに臨みます。


しかし、渾身の火力攻撃で善戦するも全く歯が立たず、一方的になぶられ一撃も当てることができません。

余興にもならんと、宿儺にとってはただの退屈しのぎだったよう。

最後はハンデとして漏瑚の得意な火力勝負でケリを付けることになりますが、宿儺の火力攻撃「■-開(フーガ)」が勝り万事休す。

漏瑚は敗れてしまいます。

最期は仲間(花御・陀艮)と再会「誇れオマエは強い」で感涙!

漏瑚は宿儺の攻撃によって全身を焼かれて死亡します。

作中では死後の世界と思われる回想シーンがはじまり、漏瑚は先に逝った花御と陀艮に再会します。

漏瑚は二人に対し、目的を果たせなかった自分の不甲斐なさを謝罪するのですが、花御は「(まだ)真人がいますよ」と優しく慰めます。

いつの日か人間として生まれ変わって再会しようと約束する3人。

さらに、次のシーンでは宿儺があらわれ、漏瑚に「誇れ、オマエは強い」と、慰めの言葉をかけられ、涙を流します。


呪霊が悲しいという感情を持っているのかは不明ですが、真の人間は自分たちだと信じていた漏瑚が、ある意味最期に人間らしく涙を流し死んでいくようすがなんとも感慨深いですね。

まとめ:漏瑚(じょうご)の死亡シーンは呪術廻戦の何巻にある?死因や最期のシーン解説

今回は「呪術廻戦」に登場する特級呪霊・漏瑚に注目し、死亡シーンや収録巻について解説しました。

呪霊こそが真の人間にふさわしいと信じて理想を求め突き進んでいた漏瑚。

作中では、この漏瑚だけが最強ツートップの五条&宿儺と戦い両方からボコボコにやられるという、やや不遇のキャラです。

しかし、同じ死亡シーンでも禪院のクズとはちがって、最期は感動的でとても男前な終わり方で描かれ、漏瑚もきっと無事成仏できたことでしょうw

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