今回は呪術廻戦に登場する呪術師の最大の敵となる「特級呪霊」を一覧にまとめ解説していきます!
【呪術廻戦】呪い(呪霊)とは?
まずは「呪い(呪霊)」について解説します。
恐怖・後悔・憎しみ・恨みといった「負」の感情が、澱み(よどみ)となって漏れ出したエネルギーが集まり、肉体を持ち形となって生まれた“呪い”が『呪霊』です。
呪霊は、危険度や強さによって等級(クラス)が振り分けられ、なかでも並外れた戦闘能力もつ呪霊のことを『特級呪霊』と呼びます。
人間に少しいたずらをするような低級のものから、一定の知能を持ち人間のように会話が可能な呪霊も存在し、なかには呪術“領域展開”を使える個体まで存在します。
そのため、特級と戦闘する場合は呪術規定の最低1級以上の呪術師が対応することが必須条件となっています。
つまり特級呪霊とは、呪霊のなかでもっとも危険な最上位の“呪い”と言えます。
作中では、2017年時点で呪術高専が存在を確認し、登録している特級呪霊は16体いるとされ、ほかにも未登録の特級クラスの呪霊も複数いると言われています。
【呪術廻戦】呪霊には種類がある!
呪霊にはいくつか種類があり、成長していくものや突然変異で発生する個体などそれぞれに特徴があります。
・特級呪霊(とっきゅうじゅれい)
人間の負の感情が集積し呪いに転じたもの。呪霊のなかでは最上位の存在。(真人・漏瑚・花御など)
・特定疾病呪霊(とくていしっぺいじゅれい)
甚大な被害をもたらす特定の病気に対し、人間が抱く恐れの感情が呪いとなったもの。(疱瘡神)
・過呪怨霊(かじゅおんりょう)
人が死後の呪いで怨霊になってしまったもの。とりわけ危険な存在を「特級過呪怨霊」と呼びます。(折本里香)
・仮想怨霊(かそうおんりょう)
怪談や妖怪など人が抱く恐怖のイメージが具現化したもの。(口裂け女など)
・呪胎(じゅたい)
負の感情が呪霊化する際、「呪胎」という未成熟な状態で生まれることがあり、成長すると総じて特級クラスに変貌を遂げるものが多い。(呪胎九相図の受肉前)
これらのなかでもやはり特級呪霊は危険度も別格で、対応には細心の注意が払われる。
呪霊と受肉(体)の違い
呪霊とよく間違われがちな受肉体という者たちがいます。
受肉とは、人間が呪物や呪胎を取り込み呪霊化することをいいます。
呪霊と受肉体の違いですが、呪霊は「人間の負の感情が集まって形になったもの」で、実体はなく通常は人の目では認識できない存在です。
対して受肉体は「呪物が呪霊化した人間」なので、人の目でも認識できます。
登場キャラでは、“呪いの王”両面宿儺や脹相・壊相・血塗(呪胎九相図)が該当します。
【呪術廻戦】特級呪霊の名前や特徴
作中で登場する特級呪霊のそれぞれの名前や特徴について一覧でご紹介します。
特級呪霊:両面宿儺(りょうめんすくな)
「呪いの王」と呼ばれる作中で呪霊最強と目される存在。1000年以上前に実在していた呪霊化した人間だった。
死後実体は20本の指に呪物化していたが、虎杖が1本を飲み込んだことで受肉化し顕現。
人間を容赦なく虐殺するような残忍な性格で、虎杖の身体を乗っ取り完全復活を目論んでいた。
特級呪霊:真人(まひと)
真人は人間が人間へ抱く恐れの感情から生まれた呪霊で、性格は無邪気だが狡猾で、人間に対しては残虐。
偽夏油を信頼し、魂を変形できる術式「無為転変」で敵を倒す。
ただし、宿儺の器である虎杖とは相性が悪く、宿敵(ライバル)としてみている。
特級呪霊:漏瑚(じょうご)
人間が大地(自然災害)に抱く恐れの感情から生まれた呪霊で、見た目は一つ目の頭部が火山というコミカルな風貌ながら、強力な火炎攻撃や隕石を作り出す術式を持ち、領域展開もできる。
渋谷事変までは呪霊一味のまとめ役として、呪霊の世界を作るために計画を進めていた。
特級呪霊:花御(はなみ)
人間が森林に抱く恐れから生まれた呪霊(元精霊という説も)で、人間に破壊された元の自然を取り戻すためには、人間を滅ぼすしかないと考えている。
グロテスクな頭部と筋骨隆々な見た目で、目から生える木が弱点。
毒性のある植物を生み出す術式を使い、左肩に隠す不気味な植物が切り札。作中では一瞬「領域展開」を発動するシーンがあるが、効果は不明。
特級呪霊:陀艮(だごん)
人間が海に抱く恐れから生まれた呪霊で、タコの姿のような謎の姿でした。渋谷事変で成体に進化して、1級術師2人を相手に余裕の戦いをみせる程の実力を持ちます。
陀艮の術式は水を自在に操り、領域展開では対象者に凶暴な水生生物が絶え間なく攻撃し続ける。
特級呪霊:祈本里香(おりもと りか)
幼少期に交通事故で死亡し怨霊化した乙骨憂太の幼なじみの少女(祈本里香)。
その後、大好きだった乙骨に取り憑き「呪いの女王」と呼ばれる特級過呪怨霊となり、乙骨に危害を加えるものを虐殺するように。
その後、五条悟に存在が発見され、乙骨が彼女を怨霊に転じさせたことが判明し、百鬼夜行後に解呪され成仏した。
特級呪霊:化身玉藻前(けしんたまものまえ)
人間が妖怪へ抱く恐れから生まれた妖狐の化身の呪霊。能力詳細は不明。百鬼夜行にて夏油が召喚したが乙骨との戦いで敗れた。
特級呪霊:疱瘡神/疱瘡婆(ほうそうがみ/ほうそうばばあ)
人間が特定の病気(天然痘)に抱く恐れから生まれた特定疾病呪霊で、渋谷事変で対冥冥戦で見せた術式は、対象者を棺桶に閉じ込め巨大な岩で押しつぶすというもの。
その戦いで、冥冥の黒鳥操術によって攻撃を受け敗れた。
特級呪霊:黒沐死(くろうるし)
死滅回游編に登場した黒沐死は、人間がゴキブリに抱く恐れから生まれたゴキブリの化身の呪霊。全身黒ずくめで見た目もそのままな姿をしており、無数のゴキブリを操って戦います。
また、武器の刀から敵に卵を撃ち込み、体内から食い破らせることもできます。
名前が不明の特級相当の呪霊
このほか、作中で登場した宿儺の指を取り込み特級相当に成長した「少年院の呪霊」や「八十八橋の呪霊」などが存在します。