「呪術廻戦」に登場するキャラ、究極メカ丸(アルティメットメカマル)について解説していきます！
高専京都校2年生、メカ丸こと与幸吉(むたこうきち)は、生まれながらに天与呪縛による“縛り”で障害を背負い呪術師となった少年。
今回はそんなメカ丸(与幸吉)の能力や性格などプロフィールや作中での活躍をくわしくまとめます。
＊この記事はネタバレを含む内容がありますので、気になるかたはご注意を！
【呪術廻戦】究極メカ丸とは？
究極メカ丸とはいったいどんな人物なのでしょうか？
人間？それともアンドロイド的なサイボーグ？
メカ丸は天与呪縛の宿命を背負った少年
究極メカ丸、本名「与幸吉(むたこうきち)」は、生まれながらに天与呪縛による苦しみを背負わされた少年です。
広範囲な術式効果と実力以上の呪力出力を得る代わりに、生まれながらに肉体的呪縛を強制され、幼い頃に呪術高専によって保護され命をつないできました。
彼の苦しみとは、
・右腕がない
・ひざから下の肉体(足)がない
・腰から下の感覚がない
・月明かりにあたるだけで焼かれるほど肌が弱い
・つねに全身の毛穴から針を刺されたかのような痛みがある
想像するだけで生きる気力を失いそうな身の上ですよね。
そのため与幸吉自身は、普段はどこかの隠れた施設の薄暗い部屋で、つねに全身を包帯で覆い培養液で満たされた生命維持装置に浸かった状態で、ひっそりと生きています。
自身の術式「傀儡操術」により、メカ丸という傀儡(人形)を呪力操作して意識を共有しながら、京都校2年生としてほかの仲間たちとやりとりしたり任務活動している呪術師です。
天与呪縛とは、先天的に何らかの不自由を持って生を受ける代わりに、何かしらのアドバンテージを得るというもの。
ほかにも伏黒甚爾や禪院真希は、呪力が完全にゼロである代わりに極めて高い身体能力(フィジカルギフテッド)を与えられています。
メカ丸の性格
不自由な身体のせいでコンプレックスが強く、内向的であまり明るい性格ではありません。
しかし、内心では仲間たちともっと交流し絆を深め、楽しく生きたいと望んでいます。
とりわけ三輪とは直接触れ合い、願うなら仲間以上の関係(恋人)になりたいと感じているよう。
【呪術廻戦】究極メカ丸の強さや術式
メカ丸は呪術師としての階級は準1級という実力者。
術式効果で自由自在に傀儡を操作し、人型ロボットいう特性を生かして腕から刃を出したり手や口から火炎を放射したりと色々なギミックを駆使して戦えます。
それに合わせ、人並外れた(人ではない)身体能力で体術にも長け、接近戦での格闘でも呪力強化されたボディは敵を寄せ付けません。
メカ丸の術式は、呪力によって傀儡(くぐつ)を操る「傀儡操術(かいらいそうじゅつ)」。
本体である与幸吉自体は、生まれ持った天与呪縛の影響で、四肢に障害を持つ代わりに規格外の呪力量をもつため、日本全土にまで及ぶ広範囲の呪力操作や、その能力を駆使し国内ならどこでもメカ丸を自由自在に操縦できます。
術式：「傀儡操術」
技：
絶技抉剔(ウルトラスピン)・・・腕から爪型の刃物が出現しドリルのように回転。肘からエネルギーを放出し加速して攻撃する技。
剣山盾(ウルトラシールド)・・・腕から無数の剣山が出現しガードする技。
大祓砲(ウルトラキャノン)・・・手のひらから呪力放出をする技。遠距離攻撃向き
三重大祓砲(アルティメットキャノン)・・・ウルトラキャノンの上位版。口と両手から一気に呪力放出する技。
究極メカ丸絶対形態(モード・アブソリュート)
究極メカ丸の巨大ロボ型傀儡。
「絶対形態」の強みは、「天与呪縛」の“縛り”によって過ごした歳月を、年単位で呪力に変えることができ放出できる点。
”1年”を使用して放たれた「大祓砲(ウルトラキャノン)」はとてつもない威力で、従来のメカ丸から放たれるものとはけた違い。
さらに、年数を追加することで「二重大祓砲(ミラクルキャノン)」や、「追尾弾(ビジョン)～五重奏(ヴィオラ)～」といった大技もくり出すことができます。
絶対形態による”縛り”の歳月を放出した攻撃は、夏油いわく特級クラスの呪力出力とのこと。
七海を苦しめたあの真人でさえも苦戦するほどの圧倒的な威力を持った技。
チャージ1年：大祓砲(ウルトラキャノン)
チャージ2年：二重大祓砲(ミラクルキャノン)
チャージ5年：追尾弾～五重奏～(ビジョン・ヴィオラ)
ミニ丸
ミニ丸はメカ丸が万が一の事態に備えて隠していた最後の傀儡です。
メカ丸の記憶を情報として持った小型ロボットで、渋谷事変では偽夏油や真人らの目論みや行動を阻止するべく、各地に散らばった呪術師に情報を共有するなど、非常に役立ちました。
ただし高度な呪術であるため、「縛り」として数は３つに制限。
また、メカ丸(与幸吉)自身の死後や五条悟が封印された場合のみに起動するようセットしており、１つは五条悟のもとに、もう１つは虎杖悠仁に、そして最後の1つは三輪霞のもとへ配備されています。
シン・陰流「簡易領域」
メカ丸は三輪のことを遠隔で守るために彼女を観察する中で、本来は門外不出とされるシン・陰流「簡易領域」を観て盗み、会得しています。
術式を封じ込める特殊な機材の中に「簡易領域」をストックし、真人戦で切り札として使用していました。
作中でのメカ丸の活躍は交流会と「宵祭り」編
本編でメカ丸が活躍するのは、姉妹校交流会でのガチンコバトル(パンダ戦)と、渋谷事変の前日譚となる「宵祭り編」での衝撃の事実発覚と泣けるエピソードです。
姉妹校交流会 メカ丸VSパンダ戦
年に一度開かれる東京校対京都校の交流試合。各校5人ずつが選出され力を競い合うのが目的です。
初戦の団体戦でメカ丸は物陰に潜み遠隔攻撃役に回っていましたが、仲間のピンチに姿を現します。
対する相手は東京校のパンダで、近接肉弾戦を得意とするパンダに持ち前のギミック満載の攻撃を見せつけますが、予想外のパンダの強さに、徐々にに追い込まれていくメカ丸。
ついには大技「三重大祓砲(アルティメットキャノン)」までくり出しますが、パンダの隠し能力の前にあえなく敗北。
「宵祭り」編 メカ丸VS真人戦
真人の無為転変で“縛り”から解放され完全体となった与幸吉。
すぐに2人の戦いが始まります。
術式「傀儡操術」によって与幸吉が操るのは、「究極メカ丸 絶対形態(モード・アブソリュート)」。
巨大ロボ型の傀儡に自ら乗り込み、コックピットから操る戦闘兵器です。
特級呪霊・真人を相手に幸吉のスペックは、「天与呪縛」によって縛られた約17年もの歳月を代償に得た膨大な呪力。
年単位で蓄積された呪力を使い、幸吉は規格外の大技をくり出し戦います。
また、隠し持った「簡易領域」を封じ込めた自作のカプセルで、真人の領域展開「自閉円頓裹(じへいえんどんか)」にも対応して見せます。
まさに真人との戦闘に対策済みと言わんばかりに、真人をじわじわ追い詰めていきますが、さすが特級というべきか。
真人の狡猾な攻めは幸吉の予想をはるかにしのぐ強さで、善戦もむなしく最後は真人の無為転変をふたたび食らってしまい万事休す。
衝撃の事実！メカ丸は内通者だった
五条悟を封印する目的で起こす渋谷事変の前、メカ丸は真人の術式「無為転変」で身体を治癒してもらう代わりに、内通者となり高専の情報を呪詛師側に伝えていました。
もともと「完全な体で京都校の仲間たちと共に時間を過ごすこと」が夢だったメカ丸。
その弱みにつけ込んだ偽夏油が、望みを叶えてやると事前に彼に持ちかけ、天与呪縛を解呪できる真人と契約という「縛り」を交わし懐柔していたのです。
しかし、契約の際にメカ丸が追加で交わしていた条件「京都校の人間には手を出さない」という約束を、真人(実際は花御)が破ったため、「縛り」の効果で身体を治癒する約束は守られますが、その後すぐにメカ丸と真人は一騎打ちすることになります。
持てる全ての呪力を使い真人に挑むメカ丸でしたが、階級では格上の真人に善戦するもあと一歩及ばず。
メカ丸は狡猾な真人にとどめを刺され命を落とす羽目に。
呪術師としての使命感と後悔の念
メカ丸は三輪霞に強い恋心を抱いています。
メカ丸が内通者となったのも真人の無為転変によって身体を治癒してもらい、与幸吉として仲間や三輪霞と共に過ごしたいからでした。
真人戦で命を落とし、10月31日に渋谷で五条悟が封印されたあと、あらかじめ用意していた3体の傀儡ミニ丸(ミニメカ丸)が起動。
3体のうち1体は三輪霞のもとへと向かい、最後に新幹線の中で「大好きな人がいたんダ」と心の内を明かします。
10月19日に真人戦で命を落としたメカ丸は、使命よりエゴを取ってしまった。
こうなることは分かっていてせめて最後は呪術師として死にたいという想いがあったのだと考えられます。
一方で、なにより三輪に想いを打ち明けられたという満足感のほうがあったのかもという気もしますが。
まとめ：【呪術廻戦】メカ丸(与幸吉)を解説！天与呪縛を背負った悲しき呪術師
今回は登場キャラの一人、メカ丸(与幸吉)について能力や性格などプロフィールや作中での活躍をくわしく解説してみました。
作中での登場シーンはあまり多くはないものの、天与呪縛や呪いに翻弄された生涯などこの作品ならではのキャラともいえ、非常に魅力ある人物として描かれましたね。
ギミック満載のキャラ設定や三輪や仲間への想いなどから、きっとファンも多いはずｗ
派手でワクワクするようなかっこいい持ち技も多いですしね♪
復活＆再登場求む！みたいな声が多く上がれば、芥見先生もひょっとして・・・
三輪ちゃんもきっと大喜びするでしょうし、なんて好き勝手言うとりますが。知らんけど。