【薬屋のひとりごと】かんざし(簪)の意味は?園遊会で猫猫がもらったプレゼント

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今回は薬屋のひとりごとのエピソードに登場する園遊会での「かんざし(簪)」の意味について解説します。

古来よりかんざし(簪)やくし(手櫛)を送る文化はおそらく世界共通だと思いますが、当作ではある特別な意味が含まれているようです。

物語序盤で描かれる園遊会で、猫猫がかんざし(簪)を受け取るシーンについて意味をくわしく解説していきます。

【薬屋のひとりごと】かんざし(簪)の意味とは?

古来より異性に指輪を送るのと同様に、身につけるもの、たとえばかんざし(簪)や手櫛(くし)やほか宝飾品を相手に送るのも、いわば愛情表現であるのは言うまでもありませんよね。

親子間は別として、指輪ほどではないにしても男性から女性へ身につけるものを送られれば、なんらかの好意があるのだなって思いますよね。

問題はその重みというか深みというか意味合いがどれほどのものなのかだと思います。

もちろんシチュエーションやその物の価値などによって変わる場合もありますが。

当作では皇帝が主催する園遊会という晴れの場でおこなわれたということで、特別な意味があることを匂わせています。

作中でもかるく説明はされていますが、かんざし(簪)を渡す行為には、身元引受けの証として2つの意味があるようです。

1つは「アピール」、そしてもう1つは「プロポーズ」です。

それぞれくわしく解説していきます。

かんざし(簪)を配る意味「アピール」

同性に渡すこともあるかんざし(簪)や装飾品は、「貴方に気がありますよ」といういわばアピール的な意味があります。

もう少し言うと、立場や身分が上の者からの場合なら「私のもとで働かない?」というスカウトの意味合いもあるようです。

逆に身近な者からの場合は、「貴方は私のもの」という意味も含まれ、対外的にも手付済みで”手を出すな!”というアピールとなるようです。

実際、作中でも梨花妃から猫猫へ“御礼”と言いつつ、さりげなくかんざし(簪)を渡すシーンがあります。

しかも、猫猫は事前に玉葉妃から「悪い虫がつかないように」と、宮付きの証として翡翠の宝飾品を渡され、身に付けているにもかかわらずです。

このとき猫猫は、翡翠宮で玉葉妃の侍女扱いの身だったので、本来なら梨花妃の行為は無礼に当たりますが、なんとなく梨花妃のしたたかな本音が垣間見えます。

なので、かんざし事情を知る人間ならば、こういうことも折込済みだというわけですね。

このようにあらゆる場面で、後宮ならではの裏の女の闘いが見え隠れするわけです。

男性から女性に送るかんざし(簪)は「プロポーズ」の意味?

異性に送るかんざし(簪)には、やはりプロポーズ的な意味があります。

後宮におけるかんざし(簪)を送るという風習が持つ意味は、「私があなたの身元引受けます」という、今でいう婚約指輪的なものと同じです。

そのため送られた女性は、後宮を出て男性と暮らす、いわば「寿退社」することになります。

ひきつづき後宮勤めを続ける女性もいたのかもしれませんが、作中でかんざし(簪)をもらった猫猫が、ほかの侍女たちから「おめでとう」と祝福されていたことからみても、この時代の後宮勤めの女性たちのあこがれのイベントであることは間違いないでしょう。

読者が一番“胸アツ”のシーンは、壬氏が猫猫にかんざし(簪)を照れくさそうに挿してやる場面でしょうね♪

作中では猫猫のそばかすの理由からの流れで、謝罪の意味もあったかと思いますが、おそらく壬氏にとっては勇気をふり絞って「好きだ」というプロポーズの気持ちも少なからずあったようです。

残念ながら猫猫にはまったく気持ちが届いてなかったようですが。

そもそも壬氏は宦官という設定ですし・・・

そんなかんざしの裏の意味を理解していなかった猫猫は、ただかんざし(簪)をもらえた者は後宮を出られる一種の「通行手形」なんだと勘違いしていたようですが・・・

このあと壬氏にとってはショッキングな出来事が起こるのですが、ここは面白エピソードのひとつでもありました♪

猫猫はかんざし(簪)をだれからもらったの?

作中、園遊会で猫猫がもらったかんざし(簪)は、壬氏からのものを入れて合計3本でした。

梨花妃と李白、そして壬氏からです。

それと事前に翡翠宮の玉葉妃から手付の印としてネックレスをもらっています。

李白が多くの侍女に配っていたかんざし(簪)はどういう意味?

これはアピールでありソフトなプロポーズという両方の意味があると感じます。

宦官はいますが男子禁制の後宮では、男女が出会えるチャンスもなく、園遊会など特別な場でしか年頃の男性も女性たちもいわば公認で接触できる機会はありません。

年2回(春・秋)開催される園遊会は、帝主催の公式な行事でありながら、参加者にとっては合同お見合い的な催しでもあるわけですね。

そういった事情から李白のように手当たり次第配り、脈がありそうなら告白する者もいるようです。

要はナンパですねw

いつの時代もこういう男性っているんですねw(架空の世界ですが)

侍女といっても猫猫のような下女上がりの者もいれば、良家の令嬢が家事見習いとして勤めている場合もあり、色んな家柄の女性たちがみな目いっぱいおめかしをして、出会いを求める一大イベントなんですね。

壬氏のかんざし(簪)が実在する!?

今回、原作ファンの熱い期待に応えて、作中で猫猫に渡された壬氏のかんざし(簪)が販売されるんだそうです。

壬氏推しのみなさんなら激アツではないでしょうかw

「猫猫の気分になれる!」かも・・・

世間のかんざし(簪)シーンの反応

実際、この(かんざし)シーンが好きというファンも多いようです。

まとめ:【薬屋のひとりごと】かんざし(簪)の意味は?園遊会で猫猫がもらったプレゼント

今回は作中で描かれるかんざし(簪)を渡す行為についてどういう意味があるのかを解説してみました。

・身元引受けの証として2つの意味がある
・かんざし(簪)を配る意味「アピール」
・男性から女性に送るかんざし(簪)は「プロポーズ」

当作ではかんざし(簪)が胸キュンエピソードの重要なアイテムとして使われていますが、なにげに今後の展開につながる伏線もサラっと仕込まれていて、粋な演出だと感じましたね。

みなさんはどんな想像をされたでしょうか?

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