【薬屋のひとりごと】名持ちの一族「羅の一族」とは?猫猫は御令嬢だった!?

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薬屋のひとりごとの作中で、たまに出てくる“名持ちの一族”。

そのなかでも「羅(ら)の一族」は、数ある名門一族のなかで、とび抜けて個性的な人物がとても多い家系で、主人公・猫猫も実はこの一族のひとりです。(のちに明らかになります)

今回は名持ちの一族についてや「羅(ら)の一族」について解説していきます。

*この記事ではネタバレを含む内容がありますので気になるかたはご注意を

薬屋のひとりごと「名持ちの一族」とは?


”名持ち”とは、国(皇族)に多大な貢献をした一族に、名誉として皇帝より与えられる称号です。

数は多くありませんが、名が与えられた一族は、代々名門家系として国の要職に就くことが多いです。

古くは「干支(十二支)」の動物(馬、卯、子、巳など)を表す一文字の名が与えられていましたが、比較的歴史の浅い一族にはほかの一文字(羅、漢など)が与えられています。

いわば十二支以外の名持ちの一族は、歴史の浅い家系となります。

名持ちの一族のなかで「羅(ら)の一族」は、歴史は浅いものの代々優秀な者を多く輩出していた家系。

ちなみに本来与えられた名は「漢」で、正式には「漢の一族」ですが、羅漢の存在感からなのか「羅の一族」で通じるようです。

ところが、この一族には変わり者が多く、ちまたでは「狂人と天才の一族」とも呼ばれているとか。

猫猫の正体は「羅の一族」の「姫」だった!?


ネタバレすると血筋はれっきとしたお嬢様の猫猫。

というのも、家系からみれば、猫猫は羅門の養女とはいえ、羅の一族の現当主である父・羅漢の実の娘なので、彼女は「羅の一族」の令嬢となります。

もしも育ちがちがっていれば、本人の希望はどうであれ上級妃の里樹や楼蘭のような後宮妃になっていた可能性も十分にありました。

それほど名持ちの一族とは、本来国でも由緒ある権威をもつ選ばれた家系なのです。

では、この「羅の一族」は現在どうなっているのか?

現皇帝政権下では、羅漢は最高軍師の地位にありますが、ほかの名持ちの一族とくらべ昔ほど力はありません。

なぜなら、過去に前政権下でおこったある失態の責任で名声を失ったからです。

その中心となった人物が、猫猫の養父・羅門です。

その羅門を慕う猫猫は、自身の出生を知らないままというのが、今作のはじまりです。

ここからは、作中で登場する「羅の一族」のキャラを紹介していきます。

変人集団「羅の一族」の家系

猫猫(マオマオ) 主人公、後宮下女で「羅の一族」姫
羅門(ルォメン) 猫猫の養父、元後宮医官
羅漢(ラカン) 猫猫の(実)父、羅の一族の長、最高軍師
鳳仙(フォンシェン) 猫猫の(実)母、元緑青館妓女
羅半(ラハン) 猫猫のいとこ(義兄)、羅漢の養子
羅半父(ラハンチチ) 羅漢の異母弟、芋農家
羅半兄(ラハンアニ) 農家

猫猫(マオマオ)/CV:悠木碧(ゆうきあおい)


猫猫は、花街で薬師として働く少女。黒髪ストレートと年齢のわりに落ち着いて達観した思考が特徴的な子。

薬(毒)への好奇心と知識欲が人一倍強い変わり者です。

キレイな顔立ちですが、取り立てて美人というほどでもなく、花街で育ったせいかやや粗暴で女子力は低い。

また、貞操を守るため化粧でそばかすを付け、わざと醜女(しこめ)でいる。

性格は人が良く正義感もあるが、人間関係にさほど興味はなく、至ってドライで基本不愛想。

作者の日向夏先生のSNSで投稿された猫猫について

猫猫からみた身内への好感度?

羅門(ルォメン)/CV:家中宏(やなかひろし)


羅門は、猫猫の大叔父であり養父です。

現在は花街の録青館の世話になりながら薬師をしていて、猫猫の薬師の師匠です。

性格は人が良すぎるあまり要領が悪く、損な役回りをすることが多い。

若いころに西方での留学経験があり優秀で、後宮医官として当時皇太后の出産に立ち会っていた過去があります。

ある不幸で後宮から追放され、罪人(身代わりの)として肉刑を受け、片膝の骨を失い杖をついて生活する羽目に。

養女として猫猫をあたたかく見守る存在。

作者の日向夏先生のSNSで投稿された羅門について

羅漢(ラカン)/CV:桐本拓哉(きりもとたくや)


羅漢は、無精ひげを生やし片眼鏡をかけたキツネ目の変人武官です。

国では名門一族の長男として生まれながら、幼少期から相貌失認症を患っていて、人の顔が覚えられず父親から出来損ないと失望され、当家でも肩身の狭い思いをしていました。

そのせいで次期当主の座を弟にとられ、社会不適合者の烙印を押された放蕩息子として一族では疎まれていた過去があります。

他人はおろか親すら顔の見分けが付かなかった羅漢でしたが、ただ洞察力や人心掌握(人の心を読む)能力にとても長けていました。

その後、人を将棋の駒に見立てて見分けるすべを身に付け、戦争ではその特性を生かし人員配置など軍略で戦果をあげ、国の最強軍師としての今の地位に登りつめた才人です。

軍高官となった一方で、実力を付けた羅漢は、当主の父から家督を奪い、次期当主の異母兄弟を都から追放して、当主として家督を継いだあと、甥である羅半を養子とします。

雑務は彼(羅半)に任せっきりにして、一日の半分はゴロゴロして自由な生活をする風変わりな一面も。

また、酒にすこぶる弱い体質(下戸)でいつもジュース(果実水)を飲んでいるかわいいところも。

羅漢は羅門の甥(おい)にあたり、実は羅漢は猫猫の実の父親です。

かつて犯した過ちから、猫猫とは疎遠になっていましたが、ずっと彼女を引き取りたいと願っていました。

作者の日向夏先生のSNSで投稿された羅漢について

鳳仙(フォンシェン)


鳳仙は、もともと羅の一族ではなく花街(緑青館)の元妓女です。

碁の名人として人気妓女だったかつて若いころ、犯した過ちから大きな借金を抱え、風俗女として身を落としました。

やがて客から梅毒を移され、現在は緑青館の離れでボロボロとなり廃人同然で療養しています。

その過ちにかかわった羅漢との間に生まれたのが猫猫で、鳳仙が猫猫の実の母親です。

その後、後宮入りした猫猫と羅漢の勝負で、鳳仙は羅漢に身請けされるも一年後に死亡しました。

羅半(ラハン)


羅半は、もとは羅漢の弟(異母)の子供で、のちに当主となった羅漢の養子となった青年。

猫猫の従兄弟(いとこ)にあたり、義理の兄でもあります。

見た目はキツネ目に丸眼鏡をかけた小柄で貧相な青年ですが、頭脳は明晰でとくに算術が得意です。

基本的に温厚で善良そうに見えますが、打算的で計算高い一面がある。

身分は文官で、国の経理を司る部署に務めています。

また、血筋からか洞察力にも長け、壬氏と皇弟を身体の寸法から同一人物だと見抜いてしまう勘の鋭さもあります。

意外にもわりと妹思いで、猫猫と出会ってからその後も、さまざまな場面で能力を使い、猫猫の力となって助ける場面があります。

羅半の父(ラハンチチ):羅紅(ラコウ)

羅半の父は、名を羅紅と言い羅漢の弟(異母弟)にあたります。

お人好しな性格で、父と妻の策謀に振り回されていたものの、お家騒動で羅漢に当家を追い出されたあと、現在はもともと得意としていた農業(芋農家)で気ままに生計を立てている。

名家の人間として、とくに向上心や出世に興味はなく、息子と農業にいそしむのがなにより幸せ。

のちに彼の作物が役に立つことに。

羅半兄(ラハンアニ):漢俊杰(カン・ジュンジェ)

羅半兄は、名を漢俊杰と言い羅半の兄にあたります。

作中ではわかりやすく羅半兄という名が定着しているためそう呼ばれています。

彼は父の芋農家を手伝っていました。

登場シーンは少ないですが、ある場面で彼の活躍がのちに猫猫の助けになります。

まとめ:【薬屋のひとりごと】名持ちの一族「羅の一族」とは?

今回は名持ちの一族についてや「羅(ら)の一族」について解説してみました。

薬屋のひとりごとの世界での架空の国「茘(リー)」における名門家系の“名持ちの一族”。

皇族に最も近く、それぞれ役割もありどの一族にも重要なキャラが登場してきます。

また、権力を誇示するため政略に奔走する一族や、忠臣として永く皇族に仕える一族。

策略にはまり滅族した一族など、その人物の立ち位置や心情など登場があまりない人物たちにも細かく設定がされています。

本編主筋とは違う視点で楽しんでみるのもアリかもしれませんね♪

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